ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2013-07-17

昭和42年 母の洋装 夏の夜の花

a.m.s.恵比寿プレイスです。

あらこのネイル素敵。夏の夜のお花なのか、昭和の昔のお母さんが着ていた花柄のワンピースの柄なのか。いやほんとはっちゃんはお花のネイルを毒々しくやるのがうまいよね。可憐な草花や小花ではなく、豪華で性的で、見るものを圧倒する音もなく咲く夏の夜の花。


わたし解説者マサ子(仮名、38歳)は、恥ずかしながら30歳くらいになるまで実家に暮らしていたんだよね。んで、まあ30歳にもなるし出てこうかってことで、たしか29歳だか30歳の時に一人暮らしを始めたわけよ。ほんで、一人暮らしを始めるにあたっては、冷蔵庫・掃除機・ベッドなどの家具・家電を最初に一式買い揃えるわけだけど、どこで聞きかじったのかベッドにおカネをけちってはいけないと考えて、当時の自分の基準では奮発してベッドとマットの一揃えを有名家具店で購入したわけ。今考えてもさ、ベッドとマット一式で20万円て、そりゃあ、高級品じゃあないかしんないけど、決してすごい安いわけではないよねえ?よくわかんないけどさ。そんで、それまでは実家では実家らしく、郷に入っては郷に従い、古式ゆかしく美しく、6畳の和室で布団で寝ていたものだから、一人暮らしの洋室でベッドとマットレスの一揃えを発注してから2週間というもの、ああこれで大人の証、ベッドで眠れるようになると思って、到着を楽しみにしていたのね。ほんで、まあ到着して新しいベッドとマットで寝てみて、一晩あけて

なんじゃこりゃ~~~

ですよ。もう、鬼のようなマットレスなんだよ。鬼のような、というか もう鬼そのもの。極悪。重い。その存在が死、そのもの、棺桶そのもののようなマットで、固いと言えば固いのかもしれないけど、硬度・軟度の尺度を超越した、マットレスというよりも拷問器具であろうというような、極刑・ザ・鉄の処女マットレスで、一晩寝ただけで、全身がバリバリになり、あんた前の日何したんだ つーくらいの 全身の疲労、コリ、背中や肩の痛み、寝起きの悪さと共に目覚めることになった。むしろ目覚められない。そんで、光陰矢の如し喜びも悲しみも幾年月、以来10年 あ~ マットレス買い換えなきゃなー とか思いつつも、一日のうちで寝起きが一番極度に疲労しているという状態が人生の常態であることをやむなく許容しながら生活してたら、気が付くとメラトニンが無いと寝るのに1時間以上かかるようになってしまった。寝付きに1時間かかる、夜中に何度も目が覚める、朝が極度に疲労している、っていうのは、今考えると軽いエセプチ睡眠障害みたいのになってたんだよね。ほんで、この度御目出度く10年過ごした旧居から引っ越して、引っ越しのついでに おりゃあ~~~この糞マットレスともお別れじゃー と思って、くっそ重いのに自分でゴミ捨て場まで這う這うの体で引きずり倒して持って行って、途中でマットレスごと行き倒れて隣の部屋の人に手伝ってもらったりなんかしつつ、極悪マットレスを夢の島へ送り倒したったわけ。もう二度と戻って来んな。まあ10年一緒に寝といてそりゃないかなって言う気もするけど、ほんとあのマットレス、DVだったよね。ほんで、何度も申し上げているように、わたし解説者マサ子(仮名、38歳)は引っ越しと同時に、御目出度く猫を飼い始めて<猫おばさん>となったんだけど、どうも猫が来てから良く眠れるわけ。いやー さすが 猫すげえな。夜も眠れるようになったんだー。と思ってたんだけど、どうやら違うよね。引っ越した時に棺桶・極悪マットレスを市中引き回しの上処刑場に送りこんだったから、じゃあ代わりのマットレス何買おうかな?と思って色々調べた挙句、結局の所一晩実際に寝て試さないで高額のマットレスを買ってまた失敗するのはアホらしいので <ムアツ布団のマットレス>にしたわけよ。懐かしい響きだよね。ムアツ布団って。んで、結構お求めやすい価格なんだよね。いや、何が言いたいかっていうと、マットレス変えたら1日にしてエセ睡眠障害ぽいのが解消されて今やぐっすりお眠りになられているっていう話で、それがどんな高級マットレスに寝てんのかよつったらそうでもなくて ムアツ布団最高!っていう話で、別にムアツ布団の回し者じゃないんだよっていう事かと思う。まあ何だ、教訓としては 必ず一晩寝てからじゃないともうマットレスは買わないよ。ってことで、はっちゃん、俺、金持ちになったら ウォーターベッド買うんだ・・。

それでは。