a.m.s.恵比寿プレイスです。
こんにちはー。今日は白と黒のネイルだね。これは何なんだろう。星屑なのか、白黒テレビなのか、過去に戻るタイムトラベラーなのか、エクトプラズムなのか。
さて、わたし解説者マサ子(仮名、38歳)は、こないだ引っ越しをしたんだけど、この事は自分としては重大な事柄なので、なぜか人様のサロンのブログで俺様語りをしている私としては、このネタはひっぱり倒さなければならない。しかし、引っ越しをする前なんて、10年も住んだあのアパート、歩きなれたあの路地あの町、二人で暮らした部屋も(嘘)、お揃いでそろえたマグカップも(虚偽)さよならなのね 過去ともお別れなのね 壁の傷も残したままおいて・かねえよ パテで埋めて敷金戻してもらうんだが、まあそんなよしなしごとを思うと、何だか妙に離れがたいようなセンチメンタルな気持ちが、脳味噌の中に醗酵したようにフツフツと湧き上がってきて、部屋の写真を撮ってみたりして、郷里を離れてもう二度と戻ってこれないのではないかという、桜の園の桜が切り倒されるような甘味で苦い郷愁と焦燥、ああ新橋!(に住んでた)、おお、ラブユー新橋イエスタデイワンスモア。また逢う日まで、新橋!二人(嘘)でドアを閉めてええええ~~ とか思ってたんだけど、まあ、引っ越しちまえば新居の快適なこと、やっぱり住居は南向きに限りますよ奥さん。そして家に帰る時に「運転手さん 片町の交差点までやって頂戴?」という時の成り上がり感?あの寒々しい北向きの日光の1分たりとも差し込まない旧居に、ろくに掃除もしないで住みに住み倒したもんだから、なんか最後は寒いわ汚いわ、行き詰まり感があったんだけど、引っ越しちまえばきれいさっぱり忘れちまって、なんで そんな センチメンタルな気持ちになっていたのかさっぱりわからない。人間て長いことなんかすると、ブツブツと変な気持ちが醗酵してくるのかしら。引っ越す間際なんて、もうとち狂って、路地裏の写真を撮る時間がなかったから、また我が町新橋の思い出を写真に残すためにまた新橋に戻ってきて、路地歩きをして写真を残さねば・・ とか思ってたんだけど、もうそんなんする時間ないし。
まあ、あれだ、それでもことほど左様に10年暮らした住居や町には、それなりの愛着やなじみがあるのは事実なわけで、もし人の思いに実態があるものならば、あそこの私が10年住んでいたアパートには、私の10年分の思い入れがあるわけで、私の生霊とかでるんじゃないかと思うよ。不動産屋さんに いやーもう10年もすんじゃったから あたしの生霊がでたら ごめんね~とは 申し伝えをして出てきたんだけど、どうなんだろう。生霊も事故物件になるのかしら。
それでは。