こんにちはー。なんだか、新体操のリボンには見えないよ。なんだかもっと物騒だ。100年の茨の森に眠るサイバーいばら姫あるいは、超生体実験で超人を生み出す核融合炉。あるいは、超人の核融合炉に眠るいばら姫。
特務機関ネルフが人類最後の砦であるならば、独身女最後の砦は猫を飼う事である。わたし解説者マサ子（仮名、38歳）は会社の隣に座っているかよちゃんに ねえねえ 猫飼っていいかなあ？ と聞いては は？だめにきまってんじゃん。と言われ、取引先の猫好き独身男の近藤さんに、ねえねえ近藤さん 猫飼っていいかなあ？ は？だめに決まってはりますがな と言われ、 ・・ まあ言われてたんだが言われてきたんだが、人間やりたいことはやるわけで、ネコを飼った。ネルフがサードインパクトを阻止できなかったように、私は最後の砦を突破し、ハロー☆ねこおばさんの世界。これでマンションを買ったら完璧だと思うけど、あんまり完璧な事をやるのは性に合わないのでそこはやめておこうていうか金がない。そんで、このたびは誠に遺憾ながら、駄猫ではなく、訳あって 「純血種のねこ」 を飼ったわけなんだけど、しかし、シンクロニシティーというのは起こるもので、昨日 うちのかあちゃん トメ子（仮名、63歳）と道を歩いていて
マ：・・そんでもさ、やっぱさ なんだかんだ言ってもさ ネコは駄猫が良いと思うんだよね
ト：うん
マ：頭が中途半端なハチワレでさ 茶色のブチでさ 尻尾が兎みたいに丸くてさ
ト：最近 茶色のブチって いないよね
マ：そうなんだよね しかもさ なんというの昔風のブチになればなるほど いないよね
ト：そう言えばそうね
マ：そうなんだよね
（路地をまがる）
ト：うわ～～～～っっっあああ
いやもう驚いたよね 路地を曲がったら 頭が中途半端なハチワレで、尻尾が兎みたいに丸い茶色いブチの薄汚れた野良の駄猫が4匹ほど塀の上でこっちを見ていた。いるところにはいるらしい。
それでは。
