ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2013-03-27

バージェス動物群 君臨するアノマロカリス 男の星座

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。解説者マサ子・スコルピオーネ(仮名リングネーム、38歳)です。このネイルは物騒なザリガニなのか、古代生物なのか、蠍なのか。あの古代生物のアノマロカリスってすごく良いよね。圧倒的に巨大で絶対的に古代の深海に君臨する王者且つ最高捕食者なのに、神様がデザインの途中だったもんだから、デザイン重視の不自然な形状でそれ故かそれ故じゃないか盛者必衰の理。



はっちゃんのサロンにはエビがいるよ。知ってた?マリモの小瓶みたいのに、3ミリくらいの2匹小エビが入ったのがテレビの脇においてあるんだけど、もう何年も飯も食わず与えられず小瓶の中の小宇宙にどうやって生活の糧を得ているのか、霞みでも食ってるのかしらないが、ずっと生きていて死ぬ気配もない。たまに除くと若干大きくなってる気がしないでもない。あいつらは、死ぬまで大きくなり続けるんだっけ?最終的にはクルマエビくらいになって天麩羅にできるかもしれない。エビだけじゃつまらんから、ザリガニでも買えば?とか言ってんだけど、ザリガニは生き物係がちゃんと毎日水を飼えないとすぐ臭くなるから駄目だって話で、ふーん そんじゃ ヤドカリでも買えば?とか言ったら一瞬乗り気になってたので、私がヤドカリを調達しなければいけないはめになるかもしれない。

それはともかく、サロンで爪に蟲を入れるのがはやったんだけど、この蟲はわたし解説者マサ子(仮名、38歳)の家のスパゲティーに湧いた穀象虫なんだけど、その穀象虫のストックももはやなくなりつつあり、もし万が一にも仮にもお客様に 「私も蟲を爪に入れたいんですが。」とオーダーされた場合に入れる蟲がない。


その場合は はっちゃん、サロンのためだ・・ といって エビの瓶を見つめていたら エビはだめえええええ!と怒られた。動物愛護の精神から言っておくと、上記の蟲はこのために育てたりしたのでもなく、このために殺したのでもなく、イタリアから輸入されてきたスパゲティーにそもそも原虫がおって、それをわたし解説者マサ子(仮名、38歳)が流しの下にほっぽってずっとそのままにしてたから、勝手に湧いてきて勝手にお亡くなりになった虫なので、くれぐれもわたくしどもが殺戮サロンであると誤解のなきよう読者のお嬢様方におかれましては、何卒ご留意頂きたくお願い申し上げ筆をおく次第でございます。

それでは。