a.m.s.恵比寿プレイスです。
こんにちはー。今日のネイルは福々しい角松と招き猫なのか?なんか、富士山が無いのが不思議なくらい御目出度い松の内ネイル。
ところでさ、正月に飾る門松ってあるじゃない?わたし解説者マサ子(仮名、38歳)はさ、庶民の生まれだから、家の入口に飾ってある角松は庶民の角松で、松の枝が1-2本ついてて、それを門柱に縛り付けるだけの簡易版の角松なわけよ。で、小さい頃、近所のお金持ちのお家の門に飾ってある立派な本式の門松、すなわち、中にかぐや姫が入っていそうな竹が中心に何本か入って周りを数十本の松の枝が囲み、その周りを藁で包んである門松ってかっこいいな~ と思って、おかんに ねえねえお母さん ウチもあの門松にしようよ~ あれがかっこいいな~ あれ いくらするのー?って聞いたら、おかんが
だめだめ!あれは 100万円だから!
て言うもんだから ひえええええ~~ 百万円もするんだ!そりゃあ家では無理だ。とあきらめた記憶があるわけね。そんで、時は流れ、わたしも良い年も良い年になって、市場で販売されている様々な商品の適正価格についての判断に関する経験も積んで、ふと記憶の引出を引きずり出して、思い返してみるに、門松って100万円すんのか?そりゃ確かにさ、銀座三越とか歌舞伎座の入口に飾ってあるような、大人が何人もいないと抱えきれないような大型の門松はペアで100万円してもおかしくないかなとか思うけど、いくらお金持ちって言っても、近所のお宅に飾ってある門松は100万円しないだろう?また、母ちゃんに良いように騙されたよ。事ほど左様に昭和の子供に100万円パワーっていうのは、絶大な効力を発揮したもんなんだけど、今時の子供にも100万円は有効なのかね?
なんかこの話って、「買ってほしい商品の値段が100万円だと親に諭されてビビる。」っていう、非常にちびまる子ちゃん的な話なんだけど、あたしはちびまる子ちゃん世代じゃないですからね。って言い訳しようと思ったけど、まあ 今の子から見たら あたしの子供時代もちびまる子ちゃんの子供時代も大差ないだろうな。遠足のおやつは300円までだったし。今の子も300円なのか?まあ、当時からインフレはしてないから、今の子の遠足のおやつが300円まででも、おかしくはないよね。まあ、しかし、今の子供に100万円パワーが通じるかどうかは怪しいもんだよね。
子供の頃は、100万円まではなんとか「ものすごい大金」、ていうのが理解できてたんだけど、家の近所の裏山を取り崩してできた高級分譲マンションがあって、昭和55年当時、そこのマンションがなんと!一部屋「一億円」したんだよね。まあ、子供達がマンションのチラシを見て分譲価格が一億円であった事を知ったはずはないので、親の噂が子に伝播したんだと思うけど、小学校は 高台にできた 「いちおくえんマンション」の噂で持ちきりだったよね。いちおくえん、ていうのは、もう想像だにできないんだけど、おれマサオくんの100兆倍強いぜ~ とか、超々超々超々1000億兆倍スペシウム光線ー!みたいなもんで、「いちおくえん」ていうのは、印籠だったよね。もう100万円とかそういう想像の範疇を超えた宇宙の果てみたいなもんだよね。まあ、今でも一億円ってよくわからないけどね。
それでは。