ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2018-11-27

女性性と婦人力の威嚇

a.m.s.恵比寿プレイスです。

今日のネイルは女性らくしも儚気で美しいネイルだね。


さて。

私解説者マサ子(仮名)はこの7-8年ヒールを履いていなかった。大地を踏みしめ根を張って生活してきた。足の指ひらきっぱ。である。実にらくちんであり、愛用の靴といえば365日VANSのスリッポンである。何足はきつぶしたことか。

しかしこないだ常にピンヒールを履きこなしているとあるステキな年上の女性の後ろ姿を見て、やっぱ ヒール履いてみようかな。やっぱり 人間、というか女も四十超えると威嚇ちゅーのも益々肝要なことであるな。

・・と感銘を受けて 家に帰って家捜ししてごそごそしてクローゼットの奥の奥の奥の院の御簾の奥から引っ張り出した昔とった杵柄的ヒールを履いて会社に行ったのが運の尽き。

死ぬかと思った。

あれ何て竹馬?

つーか 歩けねえつーの。

生まれたてのバンビちゃん(自称)みたいな状態であり、ほぼほぼ伝い歩きである。介護用の伝い歩き手すりとか欲しい。しかもカーペットが敷いてあるところは良いけど、普通の板の間的な所とかつるつるすべってスケートリンクのようである。ヒールを履いてすたすた歩いている女の人たちの半分以下の速度でしかあるけなくて常に 

あれぇ〜 待ってぇ〜(プルプル 

おいてかないでぇ〜 待ってよぅ〜 たのもぅ〜 (アバアバアババ”$’#WTg・・

みたいな状態で何日か過ごしたのだけど、恐ろしいもんで また慣れて来て普通にスタスタ歩けるようになってきた。やっぱ昔取った杵柄力のなせる技であろうか。これを以て世に言う例のあの、女子力。なるものの向上と言うのであろうかとも思ったがむしろお年頃的にご婦人力である。あれから20年。ご婦人パワーである。きみまろ的文脈である。

しかし革靴ってやたら足の裏に汗かかないか?まだ足の裏が緊張してんのかな。

それでは。