こんにちはー。このネイルはペイズリーなのか植物なのか？黒とゴールドと赤の色の組み合わせが大変宜しおすと思います。
黒の方は本当の顔、黄色の方は表の顔。あるいは、黄色の方が本当の姿で、黒の方が表の姿。
わたし解説者マサ子（仮名、37歳）は、あとで思い起こして不愉快になるだけだから、もう、売り言葉に買い言葉の言い争いはやめよう。・・と思って早数年経ってるんだけど、それでも何の修行かわからないけど、まだ修行が足りないから、たまに間違って、売り言葉を買ってしまうことがあって、その日はつい出来心で、他にもっと丈の長目のレザーのベストとか、派手な色の長いシルクのブラウスとか、秋に軽めに着れるライトコートとか、冬のウールコートとか、フェイクファーのジャケットとか、ショートブーツとか、スニーカーとか、他に買いたいもん、いっぱいあるのに、かーっとなって、買いたいもんを買わんで、つい売られた言葉を買ってしもうて、
それ、言い訳ですよね。
って言っちゃった。周りのみんなだって、それが言い訳だってわかってるんだから、わざわざ口に出して言葉にして、相手の傷口に塩を塗るような毒舌で懲らしめて、その場の口争いに勝つ事に何の意味があるんだ？そんな事したって、目には目を歯にはハニワにしかならないんだよもういやだなあ。俺。土偶なのに。ハニワじゃないのに。父さんにも殴られたことないのに。とか思って、帰りの電車に乗ったら、私の隣の席に、若い営業アシスタント風のOLさんと、若い営業くんが乗っていた。
何だか最初は他愛もない話をしていたぽいんだけど、あんまり、若いOLさんが黄色い嬌声で
え～っ☆ すごぉ～～い！
て言うもんだから、ついわたし解説者マサ子（仮名、37歳）、ヘッドフォンのノイズキャンセリング機能を切って、何がそんな え～～っ☆ すごぉ～～い！っていう程の事を話してんのかなーと思って、ありがたく若者の会話を拝聴させて頂くことにした。とにかく、若いOLさんが、何回も え～っ☆ すごぉ～～～～いっ！ｷｬﾊ みたいな事を言うんだけど、若い営業くんが、話している内容は、何だか会社での仕事の事とか、組織の事とか、それに対して考えている事、らしいんだよね。ほんで、その若いOLさんが、え～っ☆ すごぉ～～～～いっ！ｷｬﾊ っていう相槌を打てば打つほど、若い営業くんの仕事論にも増々熱がこもってきて、真剣に熱弁するから、若いOLさんも猶更、え～っ☆ すごぉ～～～～いっ！ｷｬﾊ 。 みたいになってるわけ。
いやもう人生こっからやり直したい。私に足りないのはこの修行だ。私が小僧なら、この女、阿闍梨級。ぜひ拙者弟子入りをしたい。たのもー。それは道場破りだろう。そっちはもういいんだって！
私も最初の方は若い営業くんと同じで、 え～っ☆ すごぉ～～～～いっ！ｷｬﾊ 。に感情がコモっているように聞こえたから、何がそんなにすごいんだ？って、聞き耳を立てたけど、よくよく聞いていると、え～っ☆ すごぉ～～～～いっ！ｷｬﾊ 。っていうのは、「そっすね。」「そっすか。」「へえ。」「あっそう。」って言うのと全く変わらないことがわかってきた。OLさんの相槌は機械みたいなもんで、何秒に1回段ボールが通るからそれを糊付けする。っていう、工場のコンベアベルトの機械と全く同じで、若い営業くんはベルトコンベアの上を楽しげに流れて、踊らされて、加工されて、出荷されて行くのだ。ﾄﾞﾅﾄﾞﾅﾄﾞｵﾅ。ある晴れた昼下がり。何秒かに1回、え～っ☆ すごぉ～～～～いっ！ｷｬﾊ 。って言うOLさんにしたって、それは機械のオートモードによるオペレーションと全く同じだから、まるでアイドル歌手のように自分の心を閉ざして、自分の本心と全く異なる気持ちを発言しても全く苦痛がなさそうだし、言われている営業くんもとても気持ちが良さそうだ。いやその何が言いたいかっていうと、日本の女っていうのは、日本の男より遥かにウワテじゃないかと。私以外な。
それでは。
