a.m.s.恵比寿プレイスです。
こんにちわー。今日はこの頃流行の亀甲模様です。亀甲模様っていうのは、日本の独自の柄とか色合いなのかしら。日本の伝統模様って考えていいのかしら?
フェラーリやマセラティがイタリアの伝統工芸品だとしたら、日本の伝統工芸品は、きっと思うに「新幹線」だよね。フェラーリの赤やマセラティのエンジン音に、 ・・てかそこにこだわる前にもっと本質的にやる事が、じゃなくてその、なんというのその、赤の発色や、魅惑的なボディーラインや、エンジン音にイタリア人の変態的な思い入れと情熱が昇華されているように、きっと新幹線には、日本人ならではの変態的な技術とサービスの粋が積み重ねられて極められているんだと思うよね。車両の色なんて塗ってありゃいいんだよ。みたいな。いや良い意味でですよ。
こないだ京都行ったんだけどさ、東京から京都まで2時間15分て、どう考えても、それあんた のぞみちゃん、速過ぎじゃね?てか、てっきり3時間くらいかかるんだろうと思ってし、いつから、いつの間にかそんな時間縮めとったんだちゅーのを全然知らなかったから、誠に驚いた。東京~京都が3時間つーのは、新幹線の速さに関する情報が、昭和の時代から全然、アップデートされてなかったのかしら。
それにしてもいやに速い。恐ろしいくらい速い。むしろ恐ろしい。飛んでるようだが速い。さすが青い光の超特急ですよ。(←わかる人だけ♪わかってくださあああいいいー)なんかさ、新横浜を過ぎるくらいまでは、外見たり弁当食ったり色々余裕をぶちかましてたんだけどさ、新横浜を過ぎたら急に本気を出しやがって、ていうか あきらかに ぐわっと (ちょっと本気だすよ~) みたいに、加速してスピードが上がったのがわかってさ、もう、ついてけないの。一人だけ新幹線からこぼれ落ちるかと思った。うわーごろんごろん。みたいな。外を見てもさ、なんだか光の矢のように風景が通り過ぎて行って、目がちらちらして、どこを見たらいいのかさっぱり分からなくなって、大混乱して、近くを見たり遠くを見たり、もう少しで気持ち悪くなるところだった。江戸時代生まれのおばあさんが、汽車に乗って草履を脱いで席に座って外を見てたら気持ち悪くなって青ざめる。みたいな話を聞いたことがあるんだけど、まさにそんな感じで、最先端の技術の結晶の走りにまったくついてけなかった。待って~~。
しかしだよ、あんなに速いものが5分単位で山手線のように寸分の狂いもなく発着して、しかもたいして揺れずに事故もなくって、なんて変態的だよね。てかもう変態そのものでしょう。いやもちろん良い意味ですよ。でさ、速いっていう技術や結果もすごいんだけどさ、その結果を導き出すテクノロジーだけじゃなくてさ、東京駅で発着する新幹線を見てたらさ、掃除のおばさんとおじさんがさ、新幹線が到着する前から各号車のドアの前で待ち構えていて、到着するや否や、われ先に走って新幹線に乗り込んで、ほんの数分で掃除して引き上げてくるわけ。しかも、にこやかに挨拶までしてくれる。やっぱあの世代の人達はすごいよね。同時に、缶ジュースやペットボトルを補給する人も、同じように各号車に待ち構えて同じことをする。この運行と日常を支える技術とサービスっていったいもうどうなっているのかと。ついつい世が儚くなった時なんて、次々と新幹線が時刻通りに到着して、準備して、時刻通り出発して行くこの光景を見ると、なんだか人々が積み重ねた日常が愛おしくな・・ていうか そんなに新幹線が好きなのか?俺。
更にさ、検札の車掌さんとかさ、なんで一度検札した人を忘れないで覚えてられるの?駅ごとに新しい人が乗ってくるじゃない?それでも、今乗ってきた人だけを発見して、検札してるよね。どうして間違って、同じ人を二度検札しちゃったりしないの?あれ、何なの。あのシステムが子供の頃からよくわからないんだけど。一度合ったら忘れない県会議員とかクラブのお姉さんとかみたいなものすごい記憶力なの?それとも、何か覚える方法があるのか?
あるいは あたしだけ 変で 覚えられてるとか?
それでは。