こんにちわ。今日はクラゲの日らしい。ここまで海月が発生したってことは、もう夏も後半の房総や湘南や伊豆の海水浴場。
こちらは、夜の東京湾にひとりだけ入り込んで彷徨う海月。
クラゲっていうのは実に儚げで美しいよね。海の中に住むもののうち、一番好きかもしれない。しかしだ、わたしの常識はあなたの非常識であるので、「お盆を過ぎると海水浴場に海月が湧いて海に入れない」という常識は、日本の関東圏で生まれ育ったわたし解説者マサ子(仮名、37歳)の生活圏内だけの常識かもしれないよね。瀬戸内海とか沖縄とかハワイとかどうなのかな?てか、タヒチとかはどうなんだろう。やっぱタヒチでもお盆すぎるとクラゲが湧いて出るから海水浴はお盆までに済ませるのかな?てか、タヒチにお盆はないから、クラゲも出ないのかな?
ことほど左様に、わたしの常識はあなたの非常識であって、こないだ驚いたのが、アメリカの田舎の方から来ている人に、埋立地って英語で何て言うの?って聞いたら、そんな言葉は無い。って言われた。つまり、その人の住んでいるアメリカの田舎には、埋立地が無いので、それに相当する言葉がない。実体が無いので言葉がない。日本の人だったら、子供だって「埋立地」って言葉は知ってるよね?今辞書を引いたら、埋立地に相当する英語はfilled groundだってでてきたんだけど、そのアメリカ人の人は うーんあえて言うなら man-made islandだろう。って言ってたわけで、そんな、filled groundなんて言葉は知らなかった。だから、埋立地ってのは、あまりどうでも良い言葉なんだろうね。
同様に、イタリア語には「興奮してぶっとんで狂気の沙汰」であることを表す形容詞が、何十何百とあるらしい、という事を小耳にはさんだような気がするんだけど本当なんだろうか?
日本語だと、儚い、とか、もののあはれ、とか、義理とか情けとか人情とか、いとおかしとか、わびとかさびとか、事もなしとか、諸行無常とか、なんだかわかったんだかわかんないんだか、よくわからかないような概念とか形容詞がいっぱいあって、日本人はおそらく、それの一つ一つの違いがわかるんだろうけど、イタリア人も、さまざまなぶっとび方の様式の美と違いがわかるんだろうね。すごいよね。
それでは。