a.m.s.恵比寿プレイスです。
光陰矢の如し 寄せては返す寄る年波 解説者マサ子(仮名、37歳)です。月日が経つのが早く感じる度合は、自分の年齢の分母に比例するらしいので、誠に1か月が経つのは早いのは、私が年を取った証なんでしょうか?今も海が見えるでしょうか?
今日はわたし解説者マサ子(仮名、37歳)のネイルです。
このネイルは今までやったことがないパターンで、ネイルサロン的に言うと はっちゃんの新作デザインです☆ みたくなるのかね?まあそうには違いないんだろうけど、オリジナルのリクエストとしては、赤・青・黄色・緑のピエロの色が使いたい。っていう事だったんだけど、それを重ねて削って色々やってたら、図らずも灼熱のアフリカ産宝石の原石にも、現代画にも、ロシア・アヴァンギャルドにも見えるし、狂ったピエロにみたいにも見える。
ところでさ、まあ今日は自分のネイルだから自分の事語るけどさって、まあ自分のネイルじゃなくても自分の事語ってるから、いつも大変申し訳ないとは思うけども、あたしも色々趣味があるわけよ。
そのうちの一つに 「百恵ちゃんが好き」っていう趣味があって、世代的には「百恵ちゃん世代」じゃないんだけど、15年くらい前に初めて聞いたその時から、あまりの歌のうまさにノックダウンされてそれっきりそれっきりもう、山口百恵を聞き続けてるのね。世界の三大歌姫と言えば、マリア・カラス、ジュディー・ガーランド、山口百恵です。更に引退する前の最後の半年の美しさは神がかっている。彼女は武道館のステージにマイクを置いて、ゴンドラに乗って、天に帰ってしもうたのだと強く信じている。そういう訳でさ、引退してから何十年と経つのに、新しい音源が発表・発見されるというわけでもないのに、ああ日本のどこかにも何も日本全国津々浦々に、未だに根強く大勢信者が潜んでいるから(隠れモモエタン)、レコード会社や出版社は、世にも誠に有難い経典を次から次にご開帳なされる。そんで、最近は豪華書籍 受注生産 「完全記録・山口百恵」という、新たな経典が発売されたので、私はいっそ保存用と観賞用の2冊買おうかと思ったんだけど、そこは1冊で踏みとどまった。
そんで、配達されてきたんだけど。
どどん。
どうなのこれ。この状態で配達して来るっていうのは。たぶん、作ってる人の熱い思いが思い余っちゃったのはよくわかるんだけど、配送用とおぼしき外函の背中にも「山口百恵」って書いてあるわけ。で、その状態で クロネコのお兄さんが配達して来るわけよ。それってどうなの?もちろん、この中には、更に豪華な箱にそれぞれ入った豪華書籍が3冊入っているわけ。それを包む配送用の外箱までマトリョーショカ状態で、「山口百恵」って書いてあるわけ。いや、配達途中に中身が知られるのが問題だ、とかそういったヤボな事を言ってるんじゃないの。知られて恥じるような事はしていないし、むしろ全世界のみなさんはいかに山口百恵が素晴らしいかを知るべきなので、外函に堂々と「山口百恵」って書いて 配達してくれて全く構わないんだけど、配達されるまでに、「山口百恵」って書いてある外函がよれて汚れて来るわけよ。きっと宅急便の配送センターとかでは、そのまま他の荷物と一緒に積み上げられたりしてたんだと思うけど、世にも有難い菩薩のお名前が書いてある箱がそういった取扱いを受けてよれよれになって到着したら、信者は 百恵ちゃんの名前んとこが いがんじゃったーー!とか 汚れがついとるー!とか なって 取り乱すじゃないの。
製作者の方たちもさ、熱い思いが思い余ってつい、外函・配送用の箱にも「山口百恵」って入れちゃったのは痛いほど理解するんだけど、菩薩のお名前が印字されているばっかりに、配送用の箱が捨てられないんですけど。それとも、これ、配送用の箱じゃなくて、これ入れたままま本棚に保管するわけ?そうなんだったとしたら、配送中に背表紙が汚れてんだけど。全国の信者の方々はこの問題にどうやって心の折り合いをつけたのかしら。この件については檀家同士連携を取って対策方法を確認したい。
それでは。