a.m.s.恵比寿プレイスです。
今日のネイルは、バナナ色の亀裂なのか指紋なのか。餡子色の散った桜の花の親戚だね。
わたし解説者マサ子(仮名、37歳)は日本で指紋を取られた事はないけど、たしかアメリカに入国する時って、エレキ仕掛けの指紋取り装置みたいので指紋取られて、瞳の光彩もエレクトリックレーザーびびび認識してから入国するよね。認識番号付の食肉になったみたいで、気持ちの良いもんかと言われればあまりそうじゃないんだけど、あそこまでやるなら、もういっそ牛みたく鼻の頭でも認識することにして、和紙に鼻の頭の油ごと鼻をつけて、鼻の頭の拓を取るとか、ペンギンとか絶滅危惧種の動物みたく、入国時に耳に認識番号付のわっかをつけて、出国時にはずすようにするとか、なんだったらお相撲さんみたく、手形と色紙を入国管理局に置いてきてもよい。色紙には、「入国管理局さん江 頑張って下さい マサの山」とかサイン付で残して置いてくるから、油汚れしないようにありがたくビニールをかぶして飾ってほしい。
まあ基本、このブログ毒に薬にもならないたわごとばっかで、本当に申し訳ないと思うんだけど、たまには役に立つことも書くよ。すなわち、アメリカにはサルエルパンツを穿いて入出国しない方が良い。わたしは はっちゃんに ぺんぎんぺんぎんー って呼ばれてるだけあって、ものすごく極端に股上の深いサルエルパンツを穿いてることがあるんだけど、それを穿いて よたよたアメリカに行ったら、アメリカ国内から出発するすべての搭乗便のセキュリティーゲートで毎回、変な透明のシャワーブースみたいな中に囲われて 手を頭の上に挙げて女の検査官に全身ボディーチェックされた。ぺんぎん危機一髪。毎回引っかかるから面倒くさいし、あんまりいい気分じゃないし、このあたくしのどこをどう見て不審だと思ってるのかなあとこっちが不審に思ってたら、最後の最後で検査官が
このズボン、よくないよ。
と教えてくれた。
すなわち、ハックション大魔王とかマハラジャとか蹴鞠するお公家さんとかアラジンとかアリババとかマタ・ハリとかタケノコ族みたいな下半身がふわっとしたズボンを穿いてると、ズボンの中にガムテープとかで怪しからん凶器の類を足に張っつけて機内に持ち込もうとしてるんじゃないか、というあらぬ容疑をかけられるらしいんだね。なんだー もう最初に言ってよー。みたいな。結局、もじもじ君みたいなぴたっとした恰好でセキュリティーゲートを通るのが一番好ましいのではないか。
それでは。