ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2015-12-11

大人とシックとワンダーランド

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。このネイルはとても シックで良いね。蝶より蛾。振り袖より紬。


読者のお嬢さん方におかれては 時の経たないワンダーランド。がある事をご存知だろうか。千葉のねずみの国じゃないよ。

私解説者マサ子(仮名)はこないだ 休みの日に スーパーに行ったんだけど スーパーに入るや否や いきなり入り口の所でシュウマイ蒸かしてるわけ。なんか えらい美味しそうだなー。と思って 夜 このシュウマイ食べようかなー と思う間もなく 売り子のおばさんが

おじょうさん!今ちょうど蒸かしあがったよ〜!

と 実にタイミング良く 楊枝にほかほかのシュウマイの切れ端を刺して 差し出すもんだから つい 6個1000円のシュウマイ買っちゃった。

築地と商店街では誰も年をとらない。

夢と魔法の国だからね。

いや。

というか 年は順調にとっているのだけど 呼称を使う幅が狂っている。

彼の地においては だいたい 私解説者マサ子(仮名、40歳)は おねえさん あるいは おじょうさん。だからね。うちの母トメ子(仮名、68歳)が やっと最近 奥さん。に昇格したらしい。築地と商店街では 60歳を超えないと おねえさんから 奥さんに昇格しない。よって 常日頃常々 私解説者マサ子(仮名)が 口をすっぱくして申し上げているように やはり 40歳などというものは 洟垂れ嬢ちゃん。なのであって おばさん道は深く長く そして険しく 嗚呼 川の流れのように 東京キッド。なのである。40、50はジュニアクラスのぺーぺーであり おねえさんもまっさかりであるのである。

なので 築地や商店街で 「おかあさん。」と呼びかけられようと思うと これはもう うちのおばあさん タケ(仮名、89歳)くらいにならないと 「おかあさん」とは呼びかけてもらえないのである。

しかし なんでこの呼称のジェネレーションがズレる風習は 築地と商店街だけなんだろうね。その他の場所でやっても 誰も怒る人いないんだし やって減るもんじゃなし 誰も損しないんだし やりゃあいいのに なんで普及しないのかね。本気にしちゃう人が続出して 大変な事になった実績とかあるんだろうかね。

それでは。