ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2015-10-14

古谷葉月の日式的爪の美術と浮世絵

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。今日のネイルは 日本的なモチーフがたくさん書いてあるのだけど いつの時代なのかは はっきりしない。江戸時代っぽるもあるけど 日の丸も書いてある。日の丸って 浮世絵と同時代のものだっけ?いつの時代かわからない時代考証不特定的ネイル。


ところで 秋になってきて 街を歩くと金木犀の香りが香ってくるよね。私解説者マサ子(仮名)は あれ 小さい頃から結構つい最近まで

(トイレの芳香剤の匂いだなあ。)

と 思っていて その心は 甘すぎるし香りがきつすぎるし ひかえめ。という精神の無い実に頭の痛くなるキツイ香水みたいなもんだと思ってんだよね。

ところが何年か前に すごく親しい知り合いが 金木犀の香りを嗅ぐととても懐かしいような 胸キュン。の気持ちになり なぜかというに 中学生だか高校生の頃に 大阪から東京に引っ越して来た丁度その季節が 初秋で金木犀が満開だったから 今でも金木犀の香りを嗅ぐとその頃の頃が思い出され・・・

という メモリアル風味満載な話しであって それを聞いた私解説者マサ子(仮名)は

へー。

とか 申し上げたような気もするんだけど どうもその話しを聞いて以来 私解説者マサ子(仮名)は 金木犀の香りを嗅ぐと その親しい知り合いの事を思い出すようになり 延いては その親しい知り合いの事を思い出したついでにその親しい知り合いとの思いでの事も思い出す事になり よって 金木犀の香りを嗅ぐと あの頃の頃が思い出され・・

という 

メモリアルにしてメモリー。がこみ上げてくるような心持ちになってしまった。

昔は 金木犀の香りを嗅ぐと懐かしい気分になる。とか聞いても は?とか 思ってたのに 今やしっかり メモリーがメモリアルですよ。一般的に日本人には 金木犀の香りは懐かしい香り。と言う風に認識されているみたいだけど これ 外国でもそうなのかね?それでも 私解説者マサ子(仮名)は ただ懐かしいだけの金木犀よりも 春になって心がざわつくような不安なような生暖かいような不吉なような幸せなような香りがする 沈丁花の方が断然好きだけど あんまり 誰にも賛同してもらえた事がないんだよね。なんでかな?

それでは。