ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2013-04-08

神代のバージェス 異形の芋虫 古代の夜の蝶

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。このネイルはジュラ紀の夜の蝶なのか、アンモナイトの時代の芋虫なのか、とにかくただの蝶じゃないことは痛いほどわかる。芋虫と蝶と深海生物、物体Xの融合。神々の悪戯、異星人の悪意。でもまあ基本、芋虫っていうのは今でも体に大々的におおがかりに何かの派手な目みたいなものを書いてあるやついるよね。なんか、田んぼに掲げてあるカラスよけの恐ろしい目玉みたいな、派手な瞳。逆にあそこまで派手にしたら、寄ってくるのもの寄ってこなくなるんじゃないかと心配になる。てかそれが目的なのか?


・・なんか身につまされるな。異形になればなるほど、派手に着飾れば着飾る程、珍奇な様相をほどこせばほどこすほど、虫は寄らない。良いですか?お嬢さん方。そんでさ、わたし解説者マサ子(仮名、38歳)のお嬢さんだった頃っていうのは、ロングヘアーの巻き髪(全盛期のスーパーモデル:シンディークロフォード参照)ていうのが流行ってたんだよね。んで、今はどうなってるかっていうと、金髪のマッシュルームだったり、灰色のおかっぱ頭だったりしてんだけど、途中には、「変態期」っていうのがあって、あれやこれや悪あがきをして、巻き髪が似合わなくなれば、ショートヘアーにしたり、外ハネにしたり、ナチュラルな黒髪のミディアムヘアーにしたり、前髪ぱっつんにしてみたり、やっぱり女も30になれば髪のつやが。とか言い出してヘナやってやたら髪の毛つるつるにしてみたり、色々やってみる。洋服にしたって、化粧の方法にしたって、色々変態に変態を重ねて、今に至るわけだけど、どうも 今のわたし解説者マサ子(仮名、38歳)は、御年38歳、四捨五入して四十、米国で言うところのbig fourty、我が日本国の不惑にしてどうも 「珍奇」らしい。不惑で珍奇、40で珍奇。いやもう化粧をすると老けるからとか言って化粧をしなくなって早数年、いやその代り女は肌だとかいってレーザーをあてて肌を削って早数年、色々研究に研究を重ね悪あがきに悪あがき、散財に散財を重ねてその結果、珍奇。年相応も嫌なの若作りも嫌なのでも年甲斐が無いのはいいのだこれでいいのだ とか言ってその結果、しかし、40で珍奇だったら、この先どこに向かえばいいのかな?

それでは。