ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2011-06-04

ホセ、きっときっと好きにさせて故郷に帰る

a.m.s.恵比寿プレイスです。

これはカルメンでしょう。カルメンていっても色々あって、てあたしは3人しか知らないけど、そのうちの一人は古式ゆかしい初代カルメン、フラメンコでホセを悩殺したら闘牛場で刺し殺されるカルメン。二人目は戦後の故郷に帰るカルメン、そして三代目はみんな大好き77年式きっときっと好きにさせるカルメン。

こちら3代目襲名致しました77年式カルメン、最初に私の名前を名乗るカルメンでございます。初めまして。いつもお世話になっております。

どどん。


まあ例によってここからわたくしごとなんだけれども、あたしは常々母親を恨みに思っていることがあって、これは深い遺憾の意と抗議を正式に母親に表明しているけども、母からの謝罪や賠償はまだない。いやここで母と娘の確執を全世界の皆様に公開したいわけじゃなくて何かというと、小さい頃、近所の友達の化粧品屋のくみちゃんやいとこやはとこや子供はみんなすべからくみんなピンクレディーで踊り狂っていて、女の子といえば二人集まれば・・うんにゃ男の子が3人集まってもピンクレディーを歌い踊り狂っていたと思う。色々な関連商品もあった。わたくしの母は(自分が音痴なばっかりに)歌番組を見せてくれなかったのでわたしはかろうじてピンクレディー世代なのに踊れないの!ピンクレディーが!踊れないのよ!!ダンスはうまく踊れないどころじゃなくて完全に踊れないの!どうしてくれよう。だいたい、あたしらの世代が特別養護老人ホームとかに入って歌の時間とかに童謡とか唱歌とか歌うと思う?前後10年20年30年までもをカバーして且つまあリハビリにはちょっと激しすぎるけどさ、適度に座ったままでもいいから振付してリハビリしようっていったら、そんな童謡・唱歌に代わるみんなが知ってて楽しくて歌って踊れるなんて、そりゃあピンクレディーですよ。ことほど左様にピンクレディーを歌って踊ることは言わばわたくしどもの世代における最低限のマナーでありスキルなわけです。それが、で き な い 36歳・・・。

人生は短く、長く、つらい。そして夢のようだというかね、人生誰しも成し遂げるべきこととか、やらなければいけないなあと思いつつ日々の明け暮れに追われて先延ばしになっていてとても気になっていることってあると思う。わたしは、ピンクレディーの振付DVDを購入して、完全歌唱+振付マスターしたい。今すぐにでも今日にでも手を伸ばせば夢がかなうのにそれをしないあたしってなんて自堕落な女なんだろう。てか夢がかなったら幸せすぎて怖い。そしてそれでピンクレディーのライブに行きたい。今もやってるのかしら?今は見れるけど、そのうち見れなくなる偉大な歌謡ショーの筆頭です。(マドンナとかストーンズみたいなもんだよ。)で、その振付なんだけどさ、致命的な課題があって、一人じゃだめなんだよ。あれはわたしとあなた、白と黒、光と影と、一人でやっても十二分に楽しいけど二人でやったらより楽しい定理。どう、はっちゃん?あなた?やるでしょ?

それでは。