ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2012-06-29

大型の額縁 ピンクの花 緑のポラロイド

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちわー。このネイルはピンクの工業地区のネイルの親戚だね。むしろ、大きな額縁の中に大きな花が描いてある絵にも見える。あるいは、ポラロイド写真でピンクの大きな花をアップで撮影したようにも見える。


最近の子供の人たちって、ネガって見たことないんだろうね。おばちゃん何かが子供の頃は、旅行に行くと、フィルムを入れて写真を撮って、フィルムがいっぱいになったら、感光しないように取り出して、それでも、最後の一枚が感光しちゃったりなんかして、写真屋さんから現像されて写真が帰ってくると、白いもやもやが映ってて、あら。これ感光しちゃったわ。とか、写真屋さんからは緑色の縁がついた富士フィルムの紙袋に入って、写真が出来上がって来る、とか、そもそも写真屋さんていうは、現像もやってくれるところだっていうのは、最近の子供の人たちは知らないんだろうか。

最近は写真を撮って、それが物理的に出力されるなんて、パスポートと免許証の更新時の証明写真くらいしかないよね。それも、5年とか10年単位で更新しないわけで、その期間ずっと変な犯罪者顔の写真のパスポートとか、免許証を持ち歩くのはいやだから、もうこれは遺影にしても良いっていうくらいの渾身の勝負写真にすべく、あらゆる努力をするわけだよね。だから、実物と違いすぎて、どっかの国に入国しようとすれば、これ ほんとにあんた?とか言われる事になる。それ、あたしです。

こないだなんかさ、最近はあまり炭水化物を食べないようにしてたんだけど、むしろ、炭水化物を食べないとか、タンパク質を食べる、とかっていうことよりも、デブの原因は「量」である。とうことにハタと気が付いて、ふーん。じゃあ、白米、食べてもいいんだ。っていうことにして、実家に電話して

ねえ ママ、家の古米でいいから5キロ送ってよ。

つったら、米送ってきてくれたんだけど、普通のデパートの薄い紙袋の中に、ジップロックに入れた米が5キロ入っているもんだから、もう紙袋が破けて、ジップロックが見えてて、あと一歩でジップロックが開いて米がばら撒かれるところだった。危ねえ危ねえ。まあ、それは良いとして、配送伝票の部屋の番号を間違えて書いたみたいで、「601号室」になってたんだよね。私、603号室なんだけど。でも、くろねこのお兄さんが気を利かせて、603号室の私の郵便受けに不在通知を入れておいてくれたから、お米が宅配ボックスに入っているて事はわかったんだけど、くろねこのお兄さん、宅配ボックスの登録をつい出来心で「601号室」で行ってしまったみたいで、いくら私の603号室用の宅配ボックスのカードを入れても、宅配ボックスが開かないわけ。宅配ボックスの不具合かと思って、マンションの管理会社に電話して、宅配ボックスの管理会社に電話して、最終的に警備会社のお兄さん(若干阿部寛似)が来て、1時間くらいかけて宅配ボックスを開けたら、お兄さんが宅配ボックスの中に見たものは、もうぼろぼろの紙袋に包まれて、今にもジップロックから米が流れ出そうなコシヒカリ5Kg。そんで、お兄さん曰く、「お客さん これ、宅配伝票が601号室になってますよ。」と言った休日出勤土曜日の深夜0:20。さらに、お兄さん曰く、念のため身分証明書か何かお持ちですか?っていうから、免許証見せたら、私の顔を免許証の写真を見比べて、かすかに動揺してから、曖昧な顔して ・・ ありがとうございました。って言った。それも、あたしです。昭和の時代には、かの富士フィルムさんは、美しい人は美しく。そうでない人はそれなりに。っていう、今じゃ考えられない過激な宣伝文句をおっしゃられていたのですから、免許証の写真が美しいのは、私が美しいからなのだ。わたしがそれなりだからではないのだ。これでいいのだ。

それでは。