ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2017-06-01

マイセンとシェーンブルンの泉

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。今日のネイルはマイセンのティーカップ的模様のネイルだね。というか私解説者マサ子(仮名)は教養がないから、ピアノの先生のお家においてあるマリーアントワネット(推定)と子羊の陶器の置物とマイセンのティーカップの時代考証は当然の事ながら、同じ焼き物にして陶器と言われればそんな気もするし そうじゃない気もする。



そういうわけで 私解説者マサ子(仮名)はこないだ自転車を乗り回していたら、丸の内仲通に入り込んでいた。緑が気持ちいいなあ。なんつって自転車をこいでいたら、前の方から幌のついたT型フォードみたいな車が走って来て、中に花嫁さんと花婿さんが乗っていたので、きっとあれに乗って、結婚式場に乗り付けるのだろう。

そこで私解説者マサ子(仮名)思えらく。

要はこれって「輿入れ」であるからして、まさに文字通り、T型フォードが「輿」の役目を果たしているのだろう。本来であれば、マリーアントワネット的に四頭立ての馬車を何百台も連ねるとか、狐の嫁入りみたいに提灯行列を連ねるとか、マハラジャのお姫様だったら、象の上に魔法の絨毯みたいのを敷いた輿の上に乗っているだろうし、時代劇的なやつだったら牛車に引かれた大名行列の籠の中に入っているんだろう。

あとは あれかな。

叶姉妹だったらグッドルッキングガイの人たちを従えてリムジンで乗り付けるだろうし、ダイアナ妃来日的なやつだったら、ローブデコルテでパレード用のリムジンに箱乗り。あと政治家がハイエースみたいのを箱乗りして「最後のお願いに参りました」っていうやつも輿入れの親戚みたいなもんだ。

いやなに。

どうやって輿入れするのがいいかなと思ってさ。

だんじり祭りの御神輿にのって会場を破壊しながら登場するとかそういうのかしら。

暴れん坊将軍、あるいはアルプス越えをするナポレオンあるいは伊達政宗みたいに独眼竜の眼帯をつけて刀を振り回しながら荒ぶる白馬で乗り付ける。ていやー。あるいはあれかしら。凱旋するアイーダ。としてツタンカーメンみたいなお面を被って金粉を塗って象の輿にのって登場する。

いや。違う。違うね。違うんだ。そういう問題じゃない。

乗り物の問題じゃないんだこれは。

どういう設定で登場するかが問題なので、問題を取り違えてはならない。

やっぱりあれだな。私解説者マサ子(仮名)はね、設定は殿中がいいな。それで、登場する前にマツケンサンバの腰元ダンサーズみたいな人たちに商店街の電灯についている桜の花がついた枝みたいのを振りながら、踊ってもらってそこを 宝塚の大階段みたいのから私解説者マサ子(仮名)が降りて来ることにするよ。どうだろう。

それでは。