ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2013-12-30

古谷葉月の愛と平和 サイケデリックオリオン星

a.m.s.恵比寿プレイスです。

あら。このネイルすごいな。ラブアンドピースなピンクの象的なサイケデリックな例のあれか?

何年か前にビートルズ関連のイベントだったか ジョンレノン関連のイベントだったかに オノヨーコ氏が出てきて 絶叫プログレッシブロックみたいのを披露した後に ラーーーーブ アーンド ピーーーース~~~!!!!って 大絶叫していて すげえな やっぱ 芸術家って男よりも女の方がぶれないんだろうな と 思った記憶がある。でも 男の方が社会的なイキモノだから 自分に求められている役割をわかっている 事があるよね。こないだ 麻布十番のお蕎麦屋さんの前で 「金田監督」がいらっしゃったのを ちらりと見た。「金田監督」が誰だかわからない 若いお嬢さん方は お父さんやお母さんに聞いてみよう。往年の400勝投手で 今は亡き「川崎ロッテオリオンズ」の監督もなさっておられた。

いや。わたしは 「金田監督」が好きなのである。なぜかというと 私解説者マサ子(仮名、38歳)が 小さい頃は 川崎市民球場を根城 じゃなくて なんだ?その本拠地にする「川崎ロッテオリオンズ」ってのがあったんだよね。まあ千葉ロッテマリーンズの前身だよね。そんで 当時はさ セリーグとパリーグの人気格差が 今よりももっと ものすごく激しかったから パリーグの球団は球場も小さかったし 特に<川崎球場でロッテx日ハム>とかの 試合があっても お客さんなんか絶望的に入ってなかったよね。まじでしゃれじゃなくて がらがら過ぎて 外野にコタツ持ち込んでお酒飲んで麻雀とかしてんだよ。そんで 私解説者マサ子(仮名、当時小学生)は 日曜日にヒマこいてお父さんにつれられて 件の<川崎球場でのロッテx日ハム>だかの試合を見に行ったんだよね。当時は監督は「金田監督」だった。そんで やっぱり 絶望的にがらがらで人は入っていないし 試合、つまらなかったの。つまり小学生なんだから というか 野球を普段から見るわけじゃないんだから がんがん打ち合いをするとか 点を入れたら入れられ、っていう攻防に次ぐ攻防があるとかっていう わかりやすい 試合構成じゃないと理解できないじゃない?ところが9回表くらいまで 0対0だったんだよね。なんか うーん。これで 終わりなのー?えー。ふーん。っていう アンニュイな雰囲気が客席の観客全体に充満したとき、事件は起こった。

大乱闘。なんか 知らんが、大乱闘。0対0で 特に何か重要な試合だったというわけでもないし どういう経緯で 大乱闘なんだか しらんけど 何か大乱闘。殴り合い。選手全員がピッチャーの周りを取り囲んで 乱闘し 観客も うおおおおお~~~・・ という 大盛り上がりを見せ やんややんやの大喝采と大歓声 になり 観客から なぜか カネダーでてこーい とか カ!ネ!ダ!、 カ!ネ!ダ!みたいな コールが起こり始めたら 金田監督が 肩で風を切ってベンチから出てきて 大乱闘に参加したよね。もう 素敵、監督。子供心にすげえなーっ おもしろいなーっ て 思った。いや 実際の所は知らないよ?でも <川崎球場での絶望的なまでに観客が少ないパリーグ同士の試合で 且つ 試合内容も0対0でぱっとしない試合だったら そのままお客さんを帰らせてはならん。>っていう 気概を感じたよね。しかも その試合の中では 往年の400勝投手である国民的スターの監督が一番の有名人であり みんなが見たいと思っているものなわけで そんな中で土埃舞う乱闘が 偶然か必然か意図してか意図せずか発生し 最後に 身体も一回りみんなより大きく大スターのオーラを纏った監督が御自ら乱入する。っていう パリーグの美学と気概とサービス精神を拝見させて頂きまして すごくおもしろかったんだよね。

それでは。