ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2011-10-05

綾波レイに捧げる ごめんなさい。こういうときどんな顔をすればいいかわからない人のための5つの変奏曲3番変ロ長調

a.m.s.恵比寿プレイスです。

読者の皆様いつも手前どもをご贔屓下さいまして誠にありがとうございます。感謝の言葉、初めての言葉。人っていうのはおそらく、喜びや怒りや幸福や絶望や希望や憎しみや色々な情緒を感じて、その結果、魂が震えたり心が揺さぶられたり、締め付けられたりするんだろうけど、それは人に魂や心があるからなのか、それとも、実はそんなものはなくて、ただの脳味噌と心臓付近の筋肉の信号のやり取りの結果、肉体が反応を起こしているだけなのか、どちらなのかいね。あの人にも言ったことなかったのに。

綾波レイっていう人?は、魂がないんだっけ?心がないんだっけ?感情がないんだっけ?



魂や心や感情や人を人たらしめている気持ちの総称をなんていうのかわからないんだけど、もし、そういう魂や感情や心のない人が、自分の考える美しいものを絵を描いたり彫刻を彫ったり芸術作品を作ったら、魂や感情や心のある人が考える美意識とは異なるはずで、きっとこんな風じゃないかのネイル。

昔、会社でスーパー超絶高学歴物理系超エリート技術者が電話をしていたのね。で、30分くらい席で電話をしていたようなんだけど、終わったみたいで、席を立った。それから私はその人が電話をしている間にその人あての電話が入ったから、その伝言メモをその人の机に置きにいったのね。別に見るつもりもなかったんだけど、その人が電話の最中に書いた、<集中してない長電話の最中にペンと紙があったら誰もが書くぐるぐるの落書き>が机の上に置かれているのを見てしまったんだけど、もはやそれは常人の長電話の最中の落書きの様相ではなくて、完全に左脳的バベルの塔と変態的な真円が規則的に執拗に紙の上に描かれていて、ちょっとした地獄の様相を呈していて、わたし心の闇の深淵からメデューサの蛇ににらまれたみたいに、ちょっと机の前を動けませんでした。自分が頭悪い理由とか世の中突き抜けてる人がいて、その人たちと自分は違うんだということを身を持って理解した。

そういうわけで、あなたは死なないわ。私が守るもの。

それでは。