ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2018-05-31

機械の体と合理的銀河

a.m.s.恵比寿プレイスです。

今日のネイルは火星食虫植物園みたいな、蛋白質を活動の源としていそうな植物が元気よく熱帯で繁茂しているネイルだね。(長い



ところで私解説者マサ子(仮名)はこないだ初めてSL蒸気機関車に乗った。

と 私解説者マサ子(仮名)のご母堂様であるところにトメ子(仮名)に申し上げたところ

はぁ?

はじめてじゃないわよ あんた忘れたの

みたいなやけに恩着せgm・・じゃなくて 私解説者マサ子(仮名)はなんかすごく小さい頃にSL蒸気機関車に乗った事はあるらしいのだけど忘れていたらしく、そういうわけでとにかく自分が認識するところでは初めてSL蒸気機関車に乗った。

普通の普段乗る電車の警笛は明るく朗らかに悩み無用的に

パアァァァァァァーーーーーーン!

っていうけど、一方蒸気機関車の警笛はなんであんなにも物悲しく旅愁を誘い、懐かしく涙が出そうな気分になるのだろうかしら。

涙が出そうなどころか私解説者マサ子(仮名)など実際に蒸気機関車の警笛を自称初めて聞いたら本当に泣いてしまったくらいである。でも、私解説者マサ子(仮名)の子供の頃は蒸気機関車なんかもうなかったし、懐かしい気分で泣きそうになるというのは合理的説明がつかないし、ましてや蒸気機関車で旅行になんか行った事がないんだから、それで旅愁が誘われるわけもない。旅愁というものは私解説者マサ子(仮名)の世代であれば0系新幹線で誘われるべきである。

なのにもかかわらず、なぜこんなにも嗚呼、胸がかきむしられる程にも、物悲しい気分になるのかしら・・・嗚呼、日本のどこかに私をまってる人がいるのかし?・・ら?この期に及んで?

などと メランコリーな気分に浸りつつも なんかイマイチその合理的根拠が見当たらず腑に落ちないから頭にひっかかってって おっかしーなと小一時間色々あーだーこーだと思いを巡らしてたら わかった。




メーテル、あんたのせいだ。

だから、それ故に、機関車の警笛を聞くと、異形の者達の悲しみやプロメシューム、機械伯爵、死んだ母。そしてメーテルと別れて一人っきりで機械の体を探しに銀河の旅に出なければならない。という刷り込みですよ パブロフの犬。二重橋だよ おっかさん。だから、機関車の警笛を聞くとDNAレベルの旅愁ともの悲しみがこみ上げて来て 

めーーええええええぇぇてるぅぅぅぅぅぅぅうーーーーー!



ってなって 泣いちゃうメカニズムなわけだよね。

しかしあえて一つ言うなら、よくよく考えてみると私解説者マサ子(仮名)、当時5歳。そんなに銀河鉄道999を一生懸命視聴していたわけでもないことも考慮すると、さらに合理的な根拠はあいつ・・

あいつのせいだ。

いや、あいつなんて言ってはこの私解説者マサ子(仮名)の心に一生の何かを刻みつけやがったあの方に申し訳ない。

機関車やえもん。




まじ、泣く。号泣。

私解説者マサ子(仮名)の人生のえも言われぬ悲しみの合理的根拠は機関車やえもんである。あと泳げたいやきくん。

お子様のいらっしゃる若い奥さんの方々におかれましては トーマスもいいけど私解説者マサ子(仮名)のような昭和の子供はきかんしゃやえもん派だから、やえもんを強く推奨するよ。

それでは。