ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2017-05-09

古谷葉月の浮世絵の雨

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。今日のネイルは浮世絵の雨みたいなネイルだね。


さて。

はっちゃんは美大出身なんだけど、デッサンが得意じゃないらしい。つまり、このビーナス像をそのまま、紙に描いて下さい。とか、この花瓶と林檎をそのまま、紙に描いて下さい。とか、そういう「同じものを同じ風に紙の上に再現する」所謂ひとつのデッサンが苦手であるらしい。

むしろ、デッサン能力だけ取るなら私解説者マサ子(仮名)の方が高いのかもしれない。少なくとも今迄私解説者マサ子(仮名)は 二回、達磨のデッサンをしたよ。太陽企画さんのTransformingをやったときの達磨も私解説者マサ子(仮名)が 半泣きで正座したり中腰になったりして挙げ句の果てに腰が痛くなってひぃひぃ言いながら夜中にデッサンをしているその脇で はっちゃんは

うふふぅ〜 がんばれ〜 OK〜 ☆

みたいな 感じであったのを覚えている。

たしかその前にも一回、達磨のデッサンしたんだよな。それも夜中で死ぬかと思った。そういうわけで、はっちゃんには、私解説者マサ子(仮名)は 人生における達磨のデッサン回数を消耗しつつあり、あと2回しか達磨のデッサンは出来ない事は申し伝えてある。あれだ、人生において酒の飲める量が決まっていたり、そもそも人生をろうそくに例えた時に、その長さが決まっているように、達磨職人でもあるめえし そうそう何回も何回も達磨のデッサンなんかできるもんじゃないので、もうそろそろ、達磨のデッサン回数にも限界が来るのではないかと思う。人が人生で達磨をデッサンできる回数なんて決まってるって。

てか あれなんだよな。

私解説者マサ子(仮名)は 実寸大でしかデッサンができないから、達磨のデッサンしろっていわれると、そのままの大きさのデッサンが出来上がるんだよな。そんなんだったらむしろデッサンは不要で割愛して、達磨の現物で十分じゃね?という感じもしなくもない。

それでは。