ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2017-05-23

古谷葉月の牡丹夫人

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。今日は私解説者マサ子(仮名)のネイルだね。座れば牡丹だよ 牡丹。むしろ私解説者マサ子(仮名)本人は 立てばしろくま 座ればひぐま 歩く姿はグリズリー。と言われて久しいのだが。


私解説者マサ子(仮名)は 独身貴族故、ひまをもてあましているので 日本画でも習おうかと思っているのだけど 日本画っていっても色々な流派があるよね。私解説者マサ子(仮名)が習いたいのは 金屛風に描いてあって、全然遠近感が無いような若冲みたいなやつでさ、ひたすら尾長鶏のしっぽとか 牡丹の花びらを延々と書き続けるので良いんだけど あいいうのは 芸大とか行って 何年も何十年も修行を重ねた結果 書く事が許されるものなのだろうか。

例えば 声楽をちょっと習ったからと言って、蝶々夫人は歌えないわけで あれを歌おうすると 一生声楽と心中するような覚悟でないと、歌えない訳だ。そして、そこに行き着くためには、楽しかったり楽しくなかったりする練習を色々とつみかさねないとならん。そうだとすると、やっぱり 若冲に行き着くには、まずはデッサンなんだろうか。つってもさ 桃栗三年柿八年。みたく、ミロのビーナスばっかり10年も20年も練習するわけじゃなかろうし だいたい ミロのビーナスを描き取ったところで、そもそもスタート地点が違うような気もしないでもない。

そうすると あれか。

やっぱり しゃけ。

だろうか。

よく中学とかの美術の教科書に荒巻しゃけみたいのが吊るしてある絵 が乗ってたけど あれかね。でもあれも 西洋画ぽいような気もしないでもない。

しかしどうも 「日本画 練習」とか 「日本画 デッサン」とか、ぐーごろう先生に聞いてみるに付け、水彩画ぽい日本画の画像をお答え頂くのであって、本当にあれを何十年も練習すれば若冲に行き着くんだろうか。ああいう 水彩画ぽい日本画って かもめーる。に書いてある 朝顔の絵っぽくて どうも乗り気にならないんだけど そういう事を言うのは 生意気なんだろうか。どうなんだろうか。

それでは。