ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2014-09-19

変化と変容 私と私

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。今日のネイルはシンプルで潔いと同時に何やら 刻一刻と変容し受容するウィルスにも見えて恐ろしくもある。今日はこの姿だけど 明日は別の姿。ゆうべはゆうべ。今夜は今夜。なのである。


しかし 私解説者マサ子(仮名、39歳)は驚いた。いやもう四十の声を聞こうていうんだから 自分でもえらい大年増であるなあ。ということも 自覚していたはずだし 人間の子供さんのみならず 犬やねこに話しかける時の一人称は おばちゃんだよ〜。であって それに何の違和感も抵抗感も持っていないんだけど それでも たまに写真に写ってる自分を見るとおどろくよね。なんか どこの教頭先生かと思うもん。だいたいが写真なんて そうそう撮らないし年に数回撮れば良い方だし。しかも 証明写真。そんでこないだ 入館証みたいの作るのに じゃあ そちらにおかけください。とか言われて なんか 守衛所の脇のなんだか いわゆる 逮捕された人が写真撮るような小部屋があって 逮捕された人の写真のような白い壁の背景に座らされて ふと前を見ると カメラがこちらを向いている。向いているんだが。そりゃあ マグショット撮影コーナーだからさ カメラがこちらを向いているのは良いんだが 明らかにその角度が 下から上を向いている。やーーめーーてーーー。下から写真をとーらーなーいーでーーー。だよね?斜め45℃上からレフ版でがんがん光あててあひる口にして入館証の写真を撮ってくれ。とは言わんよ。でもせめて その 下から写真を撮るのはやめてほしい。と思ったもつかの間 はい。撮りますよー。って 言われたから せいいっぱい あごを 引いて 下から写真を写されるデメリットを軽減しようと 頑張った。頑張ったよ。燃え尽きて灰になるかと思うくらい 顎をひいて 口角をあげて にこやかに入館証の写真という名のマグショットを撮って頂いたつもりなので これは この劣悪な環境にしては頑張ったのではないか?と思って 楽しみにしていたのに 出来上がった写真を見たら そこには 55歳。教頭先生。あるいは婦長さん。あるいは大沢家政婦紹介所のベテラン家政婦さん。がいた。大年増とかおばちゃん。とかそういった おばちゃん初級〜中級編をやすやすと飛び越え凌駕した 55歳 大おばちゃん。具合であって、少々傷つきつつも なぜこのようなこととなったか 自省してみるに、顎引きすぎたんだな。そんで 下から写真を撮られているにも関わらず顎を引きすぎたので 完全二重顎。になっちゃったわけだ。まあ あれだ。あの写真を見て 実物を見たら まあ。この美しい方は写真の人のご本人かしら?という事になるに違いない事うけあいだ。というわけで お嬢様方も顎の引き過ぎにはお気をつけ遊ばせ。

それでは。