ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2019-12-17

古谷葉月の近松クリムト金襴緞子

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。今日のネイルはクリムト的な例のあれだけど随分とまた金襴緞子で金ぴかなネイルだね。


さて。

私解説者マサ子(仮名)は生まれも育ちも京浜地区 産業道路で産湯を使い。であるため、小さい頃に家族旅行に行くと言えば、伊香保温泉、四万温泉。鶴舞う形の群馬県。であり、関東北関東を根城にし、おじいさんやおばあさんにしたって先祖祖先をどう辿ったって、上越東北なわけであり

うちの先祖は平家なんですよ

とか。そういう風には絶対にならない。

うちの先祖が平家なら、牛若丸がジンギスカンだっておかしくないし、イエスキリストが八戸で昇天するのだってまだ本当だろう。

というくらい、平家なんですよ。とか藤原家なんですよ。的なストーリーにはどこの家系図をどう辿ったってそんなことにはならないし、そもそも農家に家系図とかねーよ。てか、誰だって20代くらい辿ればエリザベス女王と親戚だろうし、人類そもそもみんなアフリカのイブとアダムから発生してんだよ。

と マコノ。

何が言いたいかというと、まあ生まれも育ちも京浜地区なもんだし親戚もみんな上越東北なもんだから、西日本に縁がなくって、中学校の頃はたしかに京都奈良に修学旅行に行ったけど、あっちの方に行ったのってそれっきりで、大阪処女として生きてきた。44歳。

ところが、こないだ初めて用事があって大阪に行ったんだ。

私解説者マサ子(仮名)にとって大阪っていうのは都市伝説みたいなもんで、日本にそういう東京以外の大きな大都市があるというのは知っているし、大阪出身の人もいっぱい周りにいるけど、兎に角、実在はしているらしいが行った事のない大都会。と言う意味で、北京モスクワパリベルリン。と大差ないくらいに遠い外国のような近い外国のような、3時間で行ける外国なのである。

それで、未踏の地・大阪に降り立って驚いた。

なんか、看板のフォントが違うのな。東京とは。

「梅田・新大阪方面」(ゴシック太)

みたいな感じで

なんか、新聞で大事件が起こったときの号外みたいな太ゴシック系なのな。

東京とかはあれにくらべると随分しゃれのめしたフォントだよね。新ゴシックヘルベチカ。的な。

でも20分くらいたったら気にならなくなっちゃったけど、なんとなく街の看板のフォントが全部太ゴシック系で最初は異世界に来たみたいでおもしろかったのであったのであった。

それでは。