こんにちはー。今日は大人なシックなネイルだね。そういうわけで もしも大人になったらなら。いや 私解説者マサ子(仮名)はピアノは弾けるので ピアノがもしも弾けたなら的な仮定はしなくてよい。家を建てたなら。の方は楽しそうだから妄想しても良いかもしれない。
しかし もしも大人になったなら。
の仮定はしなければならない。いやもう 押しも押されぬ大の大人なんだけど 折りにふれて申し上げて来たように、私解説者マサ子(仮名)は 大人になったら 好きな時間に起きて 青山や乃木坂あたりの白亜の3LDKのマンションに住んで 白いレザーシートの赤い外車即ち推定マセラティ的左ハンドルのオープンカーを運転し おしゃれロココ風な籠には巻き毛カナリアを飼い キングベッドで就寝し、ねこ足の風呂に入り 白いペルシャねこを飼うものとばかり思っていた。
どれも実現していないのだが どういうことか。ねこはいるけど白いペルシャねこじゃない。しかもねこ 黒いよ。
しかしまあよく、
人間は思った方向になるものなのよ〜
とか 言うけどさ 一つもこちらの方向性にすら向いていないよ。
まああれだな 稼ぎが足らんのだよ 稼ぎが。
前に試算したところによると この生活、すなわちだいたいがまず好きな時間に起きて・・っていう時点でサラリーマンじゃないんだが かといって結婚している風情もないのだが
てか この方向性だけあってんじゃん。
うるさい。
まあとにかく、前に試算したところによると、この生活をするためには少なくとも年収3千万円くらいは必要であろう。
あとさ。そういう物質的なことばかりじゃなくて、小さい頃さ うちの母トメ子(仮名)とか、故おばあさんフジ(仮名)とかの会話を聞いていてさ例えば;
フジ:きよしのところの嫁さんの甥の誰とかさんが入院して〜
トメ子:あらあ〜 それじゃあ しげるくん 大変じゃない〜
みたいな会話だよ。
それ聞いて
(なんじゃら さっぱりわからんけど 大人になったら色々理解が深まってこういった会話の内容を理解して共感できるようになってわかるようになるのかな〜
と 思ってたけど
やっぱ わからない。四十もとうに超えたのにさっぱりわからない。まるで、わからない。
つまり、そりゃ年をとれば 経験も蓄積されて来るから、病気で入院する事による本人と周り人たちの大変さもよく理解できるし、不幸な事実を理解するばかりではなく 岸壁の母を聞けば泣くようにもなるので、必要最低限の推測力や共感力はある程度は開発される。
[参考:二葉百合子先生、「岸壁の母」]
が、そもそものベースの共感力が無いのは生まれつきの人格のせいであり、異様な迄の情緒感性的共感力をいかんなく発揮して親戚の人事問題を論じる母及び祖母の話は、大人になってもやっぱりまったく良くわからないことが良くわかった。私解説者マサ子(仮名)、どうやら父親似、ザ・冷血族。
それでは。