ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2012-01-18

師曰く 嗚呼・男の人って星屑ロンリネス、いくつも愛を持っているのね。

a.m.s.恵比寿プレイスです。

さて、一瞬放送事故が起こって鳩が飛んだような気もするけど、気のせいだと思うので、通常運転に戻りますというか人生是特別展望車両連結、暴走特急2号コモエスタ冥界行きなんですが、何をそんなに生き急ぐのかと。

そういうわけでほらかわいい宇宙の星屑のネイル、7時15分からのコマーシャルタイムに魔法少女が三日月に腰かけて、ポシェットを斜め掛けして、肩にイタチとネズミと猫の中間みたいな小動物を乗っけて、ステッキを振っている様が目に見える。

嗚呼、男の人っていくつも愛を持っているのねとラテンのリズムに乗せて嘆息したのは、ラムちゃんだったと思うけど、星屑ロンリネスは浅倉南ちゃんだっけ?全然タッチって星屑の漫画じゃないと思うけど、あの歌詞のそこで唐突に前後の脈絡なく、星屑ロンリネスっていう単語を持ってこれるのってやっぱりすごいよね。それからさ、本当は、「師曰く、嗚呼男の人っていくつも愛を持っているのね」をレ点が無いと読めない漢文で書きたかったんだけど、嘘中国語みたいになっちゃってやめた。やっぱり教養がないからだめだ。

ところで今思うと昔の歌って、歌詞がすごい写実的だったよね。母が庭先で一つ咳をしたり、青いシャツ着て海を見てたり、右手に缶コーラを持って左手に白いサンダルを持ったり、フロアは青く仄暗かったり、別れた人に会えるような気がしてならなかったりしてたみたいだけど、いつの頃からか 歌の歌詞って、僕は君を守るよーとか、君の思いが僕を強くするよーとか、僕たちの未来がー とか、そういう風になったよね。こうやって昔の歌は良かったなーとか言って管を巻いたりなんかして、自分も年取ったと思うよほんと。困るなあ。というわけでさ、そういう抽象的な歌詞の歌を歌えるようにしてみたいと思ってるよ。おじいちゃんが時代についていくためにスイカで改札通る練習したり、孫に携帯で電話する練習したりするのと同じだね。アスタラヴィスタ、ベイビー。

それでは。