ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2012-03-02

前方後円墳の扉が開く  鍵と錠前、赤白黒の愛の小部屋

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんちわー。解説者マサ子(仮名、37歳)です。言われてみればありそうでなかった、鍵と錠前のネイル。あるいは鍵と前方後円墳かもしれない。


しかし鍵と錠前だったとしたら気になるのが、錠前が一つ余らないか?この錠前、他人事とは思えないね。余るとか少数派になるということにかけては家元を任じて、というかむしろ余る家元そのものだから、ここはひとつ 余る家元の当主となって、この芸道と利権を家伝として継承して世襲して、ひ孫玄孫の末代まで末広がりで裕福な生活を保証してあげたいところだけど、そこは余る家元なので継承すべき子孫がいない。だいたい、子供がこの年になると家族子供孫がネズミ算式に増えてる家が多いけど、あたしんちなんか一人っ子の女のあたしが未だ独身だから人は増えないというか減る一方で、もうこれむしろ三々五々お開きというか流れ解散したほうが良いと思われるさびれっぷりで、解散権を家元が持ってるならむしろ今すぐ解散すんだが、遺憾ながら家元は何の権利も持ってない。

自分の年齢(30代後半)とポジション(独身)ていうのは、基本的に自虐ネタしかないんだけど、たまにおもしろいこともある。37歳というのはだいたいが1975年生まれであって、1975年あるいは昭和50年生まれの有名人に誰がいるかというと、アンジェリーナ・ジョリー先生がおられます。昭和50年生まれ人民の星と希望、兎年の誇る37歳であらせられます。そういうわけで、会社で前にところでマサ子ちゃん、あんたいくつになったの?もうそろそろいい加減アレなんじゃないの?みたいな話になったとき

まあ、あれですよ。あたしなんかアンジェリーナ・ジョリーと同い年ですから。

って言ったら、パーテーションの影に隠れて何かしてた営業のおじさんが

俺、ブラピと同い年だよ。

と言った。

ことほど左様に現実はそういうことかと。と向こうもそう思っている。とこっちも思っている。と周りも思っている。という意味では非常に連帯感を感じた出来事だったのね。

それでは。