わたくしどもですが基本的にネイルサロンのブログだし、実は暑苦しい文章とか無い方が良いかもしれないし、大人しくネイルだけ紹介しとれやっていうのもあるんだけど、たまに「解説者マサ子(仮名、37歳)」の好きなものコーナーというのがあって、特に期待されていないコーナーなんだけど、そういうのもたまにやってるのね。で、今回は「好きな場所、広島」です。広島に行ってきた。
[この光景、モナコよりもサンフランシスコよりも。]
広島について語ったら長いよ。解説者マサ子生まれも育ちも京浜地区、六郷土手の橋の下で拾われたんだけど、なぜか広島が途方もなく好きでね、これもう理屈じゃなくて、「うらうら霞んでそよそよ風が吹いている」様があまりに心地よいので、たまに行くようにしてんの。どうも広島の現地の人はその心地よさをあんまり自覚されていないケースが多いようなんで、昭和50年生まれ人民の星アンジェリーナ・ジョリーが国連なんとかのなんとか大使を委任されているように、ここはマサ子昭和50年生まれ37歳に広島大使をまかせてほしい。ミス・桃の花祭りとかミス・津軽リンゴのお嬢さん達みたく、襷がけして振袖来て宣伝する。マグマ大使みたくならないようにする。世が世なら立派にオハグロしてる年なのに張り切って振袖着るなとかあんたが大使じゃ迷惑じゃとかここはひとつ言わないでですなまあ聞くだけ聞いて。だって、世界でも他に無いほどの美しい風景とえもいわれぬ心地よい気候とおいしい食べ物と親切な人達という、ハワイも真っ青・てかハワイ行ったことないんだけどさ、まあその4大好条件がそろってるのに勿体ないじゃない。で、いつもは時候の良い10月に行くんだけどモノの本によると、春の瀬戸内海というのは、えもいわれぬほど心地が良いらしいというのを読んだので、先週行ってきた。
[ここは極楽浄土 蓬莱の島々の彼岸か?知らん間に渡ってもうたのか?]
[嗚呼 大きなお船が行ってしまう 都のあの人に便りを伝えてね]
[離島に通う連絡船が行ったり・・]
[・・離島から通う連絡船が来たりするけど愛があるから大丈夫なの]
そんなんで、かなり気も遠のいてボーっとして歩いてたんだろうね。基本的に私性格悪いのでそんなにボーっとしてると言われることもないし、お皿を割るとか鍋を吹きこぼすとか小さい失敗は非常に恐れる性質だし、そういったことがあったら絶対にいやだと思うから、注意深くそういうことが起きないように生きてたはずなんだけど、よっぽど気持ち良くなって腑抜けになってボーっとして歩いてたみたいで、平和大通りで生まれて初めて犬のうんこを踏んだ。子供の時にも踏まなかったのに・・。普通、なかなか大人になって犬のうんこ、踏まないよね。まさか自分が!とはこのことだよね。驚いた。
[拙者鉄道オタクではござらんのでデュフフww失敬失敬ww]
そんで、広島から呉までフェリーに乗って、呉から三原まで「清盛マリンビュー」という瀬戸内海沿岸の美しい沿線を走る電車に乗った。これ、要は呉線だよね?聞いた話なんだけど、新幹線に乗るとね、のぞみちゃんがどっか広島の近辺で最高速度を出すらしいんだよね。その最高速度達成の瞬間になると、運転手さんだか車掌さんだかから「ただいまこの新幹線は最高速度 時速〇〇km/hで運行しております」とかいうアナウンスが入るらしんだけど、そのお伝えしてくれる様子が実にうれしそうに嬉々としてるんだそうだ。逆に、清盛マリンビュー号は、これここぞ!ここだから!ここ絶景だから!という地点に来ると、無言でスピードを落とすんだよね。わかるよ。私にはわかる。のぞみちゃんの運転手さんたちは、嬉々として最高速度達成を言葉にしてお伝えしてくれるけど、私にはわかる。清盛の気持ちが言葉にしなくてもわかる。言葉がなくても伝わる。曰く、愛があるから大丈夫なの。
[これは何でしょう?]
[答え:負け犬のスパランチ]
それでは。