ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2012-03-23

肉体グロテスク ハロゲン化け物出現につき立入禁止

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちわ。三角のネイルだけど、ビルの窓にかいてある赤い色の三角(あれ何のために書いてあるんだろう)とか、立ち入り禁止の三角に見える。なんかお化けもいるし。よく大きいビルの搬入口のあたりに、たぶん消火設備のことだと思うんだけど「この先ハロゲン化物発生につき立入禁止」とかなんとか書いてある、立入禁止の黄色い看板があることがある。あれ、どう見ても、化物/カブツじゃなくて、強酸性の化合物でデロデロになった毒々モンスターのハロゲン化け物が出現するので、入ってはならんと言う風に読めるよね。そんなの、入れって言われたって入りたくないよ。


ところで、わたし解説者マサ子(仮名、37歳)は布団に入ってもすぐ眠れる性質じゃなくて、ほっといたら小一時間寝れないので、海外に行ったときに睡眠サプリの「メラトニン」をしこたま買ってきて、それを寝る前に飲むようにしてるのね。そうすると15分くらいで眠れるので布団に入ってから輾転反側することなく、時間の無駄なく眠りに落ちることができるので、大変よろしい。でもどうやら、一般的に言われていることらしいんだけど、メラトニンの副作用として「悪夢」があるらしいのね。普通悪夢、っていうのは、殺人鬼的な誰かに追っかけられて怖い、とか、川が氾濫して流れに巻き込まれてしまって死にそうな目に会う、とか、何だかよくわからないけど世界が終わるとか、誰か悪の帝国が攻めてくるとか、戦争が始まるとか、気が付いたら外が世紀末になってるとか、闇クモに恐ろしげな人が出てくるとか、あるいは、数学の単位が取れてないとか、体育の単位が取れてないとか、自分の生命や健やかな生活を脅かす何かが夢の中に出現してくる恐怖、のことだと思うんだけど、メラトニンの悪夢は違う。見たことのある人のみが知る生理的にグロテスクな世界。おそらく、60年代のサイケデリックなピンクの象が出てくる化学的違法麻薬も、見たことのない人にピンクの象の事を伝えるのは大変難しいと思うんだけど、メラトニンの悪夢は、生理的グロテスクとしか言いようがない。なんだか腕にデキモノができてしまったので、中身を摘出してほじくり返していると腕の中の神経とか配線が見えたり、足の裏にイクラの化け物ようなオデキができて変な得体の知れない体液が出てきたり、歯が全部抜けてしまって口の中がもうなんというか☆☆”)[EUrdsfQ#8rgfふあw な状態になってしまったり、とにかく殺人鬼が出てきて怖いとか、お化けが出てきて怖い、とかそういうんじゃなくて、自分の肉体の一部が醜く崩壊していく、生理的にグロテスクな悪夢をたまに見るんだね。そんな夢は普通は見ないから、「メラトニンの副作用に悪夢があります」と後から聞いた時に、あああれかとすぐ思い当ったよね。まあ、恐怖は一切感じなくて困惑するだけなので慣れだね慣れ。というわけで、今日も今宵もメラトニンを飲んで寝る。

まあそういうわけで、あまり良質な睡眠に恵まれているタイプじゃないので、昼間眉間の皺を発生させないために、どんな不快な事があっても絶対一切眉間に皺を寄せないようにしてるんだけど、どうも寝てる時にえらい力が入ってるみたいで、朝おきると疲れて果ててて、鏡に映った顔を見ると眉間の皺が深々と刻まれていることはあるよね。たぶんこれ、歯ギシリしてんだなーと思う。いやだなあ。

それでは。