ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2011-08-03

拝啓、ミラネーゼの皆様へ 極東からフレンチネイルのアンチテーゼ、三日月極薄黒サークルフレンチ(仮称)

a.m.s.恵比寿プレイスです。

ミラネーゼのみなさーーーーん!こーんにーーちーーわーーー!見てるー?俺俺、おれだよー!36歳解説者だよ!

また名前がないデザインだね。もうどう縮めても表題の長さより短くならないような。

あたしつまり解説者36才が小さかったころ、すなわち1980年代っていうのはアメリカは光り輝いてたし日本人ももっとガイジンコンプレックスがあったような気がする。時がたって色々なことがコンプレックスじゃなくなったけど、まだ「フレンチネイル」に関しては急にあたしはもう、某三丁目の夕日状態になっちゃうのね。ガイジンさんがいたら青洟垂らして口開けてぽかーん、みたいな。

ミラネーゼの奥様方はなぜ、フレンチネイルだけでかっこいいのか?それはファッションと文化と富の蓄積に違いないのでこれはかないませんてば。


というわけで、あたしは美人で色白美肌だったら化粧なんかしないし、まつ毛が濃くて長かったらマスカラやつけまつ毛なんかしないのにな、と思うように俺様がミラネーゼだったらネイルもフレンチ一本生涯一フレンチですましてやる。のになあ。と思う。仮定法過去。翼が欲しいよ飛んでーいきたーいよー。

しかしながらことほど左様に、誠に遺憾ながらわたくしがジーンズと白いシャツでジェーンバーキンにならないのと同じように、フレンチだけじゃどうにもミラネーゼの皆様には抵抗しようがないのでそこは日本人東京の女、絶え間ない技術と創造の改善と改良の蓄積で勝負でそれでこんなフレンチいかがでしょうか?のネイル。

それでは。