一応繰り返しておくと、はっちゃんは妙齢の美女のネイリストで、わたし解説者マサ子(仮名、御年37歳)がブログを書いているんだけど、今日は解説者マサ子のネイルだ。毎度色々小難しいことを言ってはっちゃんを困らせてるんだけど、今回は中国の桂林とかを描いたみたいな桃源郷の水墨画に、巨匠が太い筆でえいやっ!と何か書いた感じ。どこの巨匠だろうか。日本の水墨画だとなんか農村風景とかだったりするので、そこはあくまでも中国の水墨画。で、そのえいやっ!てのがまた難しいんだ。水墨画だけだと本当に水墨画になっちゃうから、黄色い線を引いてみる。
<えいや!の図>
ところで、私事でアレなんですが、このわたしマサ子(仮名、37歳)ていうのはあくまでも都の条例的に言うと非実在中年であって、100歳以上の高齢者の戸籍があるのにご本人が実在しているかわからない非実在老人とも同じで、まあ、なんというかいるのかいないのか、そもそも<仮名>って言ってるわけだから、仮名なんだけどこないだマサ子の実家に電話がかかってきて、マサ子父が電話を取ったんだそうだ。
♪リーンリーン・・
(※「実家の固定電話」の音を文章にするのに「プルルルル」は認めない)
ガチャ・
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電話の相手の女性:「あの おたく そちら、4丁目の山川さんですよね?」
マサ子父:「そうですがー。」
マサ子父:「はあ?マサ子?そんな人はいないです」
女性:「でも4丁目の山川さんですよねえ・・?」
父:「そうですけど、どっかお間違えじゃないですか?そんな人いないですよそれじゃ」
ツー・ツー・ツー・・・
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というやり取りがあったそうで、電話を切った後に(そういやあいつ、どっかひと様のブログで遠吠えしてなかったか?)と思い出した父が、そういう間違え電話があったことを私に教えてくれたんだけど、ことほど左様にそういうわけで、マサ子は非実在中年なので、ご用の方は、そよ風に便りを乗せたり、渡るカモメに思いを託したり、ひなげし(てどんな花だよ)を手折ってみたり、零れ落ちる白い砂に思いを馳せたりしてくれら、今すぐパジャマのままで愛に走って裸足で雨に濡れてあなたに会いに行くわて貞子かよ。怖い。てかパジャマ、あんな長い白い布の怖いの着てないよ!
<風の囁きに耳を澄ましてねの図>
それでは。