ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2012-06-18

記憶泥棒 白と黒の蜥蜴 加速する無機的空間爬虫類

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんちわー。解説者マサ子(仮名、37歳)です。なんか、これただの白黒水玉じゃないよね。なんか、爬虫類変温冷血動物の皮膚にも見える。「白い蜥蜴の皮の財布」とか「銀の鱗の蛇の財布」とか、そういう角度によってギラギラ光る、鱗の毛羽立った無機質な爬虫類の皮にも見える。でも妙にサイバー空間ぽいから、登場する蜥蜴も見えたり消えたりするホログラムのサイバー蜥蜴かもしれない。



いやもう、驚いたのがさ、サンダルの季節が近づいて来てるんだよね。今週なんて、月曜日に ああ 一週間が始まるなあと思って、ふっとその次気が付いたら木曜日の夜帰宅する電車に乗ってたよね。あれ?今って火曜日の夜くらいなんじゃないっけ?っていうくらい、何にも記憶が無かった。むしろ、今金曜日の夜なんだけど、今週1週間の記憶が全くない。1週間何やってたんだかね。ほれ、なんでしたっけ?2012年に世界が終わるんでしたっけ?で、それに際しては、だんだん時間が加速して速くなって、最終的に時間が無くなって世界が終わる。みたいな話を聞いたことがあるんだけど、むしろ最近私、それ信じてるよ。やけに、今年暑くなるのが速いじゃない?だから、もう実は昔で言うところの7月の終りくらいなんじゃないかと思うし、どうも1週間が正味48時間くらいしかない気がする。どっかで、時間泥棒が発生しているか、時間が早くなっているかどっちかしかない。間違えない。それに、記憶もないから、記憶泥棒も発生しているに違いない。そうに違いない。

・・・・ と 思 っ た ん だ け ど

誠に遺憾ながら、17歳の1年は1/17だけど、37歳の1年は1/37だから、ただ単に自分の年齢の分母が大きくなって、時間が早く感じる。まあその所謂一つの、年取ると時間が早く感じる。っていうことであって、記憶がないのは、経験を積んで目新しいことが減ったから何も憶えてへん。あるいは、細胞が減って何も憶えれへんわー。ちゅーことな訳よね。

むしろどんどん時間が早くなって加速して最後に世界が終わるんじゃなくて、自分が普通に老人になって、自分(だけ)の時間が加速して、最終的に死ぬわけだよね。それ普通じゃん。

あとさ、時間泥棒で思い出したけど、「死神」っているじゃない?いやまあ、いるかどうか知らないし、会った事ないけど、あの方って、いつもフードのついた全身黒いマントみたいの着て、鎌持ってるじゃない?これって、もうその他の事をイメージする人っていないと思うのよ。ほら 死神がさあ。って言えば ああ、あの。ていう「西洋のタロットカードに書いてある死神」を、なぜか日本人である私たちも思い浮かべる、っていう共通イメージが出来上がってると思うわけ。むしろ、日本の土着の死神ってどんな方か存じ上げないし、そういう方がいらっしゃるのか知らないし。じゃあ、時間泥棒ってどういう見た目をしてるのかなって思うよね。どうしても、不思議の国のアリスに出てくるお爺さんの白兎なんだよね。あの人って、何か変な懐中時計持って、閻魔帳みたいの持ってるじゃない?なので、時間泥棒というとあの人のイメージなんだけど、時間泥棒に一般的な共通イメージってあるんだろうか。

それでは。