ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2012-08-27

古谷葉月のバミューダとエピメテウス 深海の誕生

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちわ。なんかこのネイルは良いね。深海で何かが誕生する。


本当は、深海で3万年前に封印された恐ろしいエイリアンが誕生するプロメテウスなイメージかなと思ったんだけど、長いモノに巻かれるのもアレかと思ったのでエピメテウスにした。誠に遺憾ながらプロメテウスとエピメテウスの違いがわかるほどギリシャ神話を知らない。ただし、エイリアンのフィギュアは実に欲しい。誠に欲しい。玄関に置いて、来る人を驚かせたい。誰も来ないけどな。

わたし解説者マサ子(仮名、37歳)はSF映画が好きでね。エイリアンとか子供の頃は非常に怖かったんだけど、もう怖いながらもヒィヒィ言いながら見る。エイリアン2は小学生の頃お父さんと映画館で見てちびって死にそうになった。エイリアン3は高校生だったから、一人で勝手に見に行った。よって、プロメテウスはお父さんと見に行くことにしよう。とか思ったんだけどでもまあ その前に夏休み暇だしな 映画でも見るかつって、調べてたら渋谷で「惑星ソラリス」(ソ連版)がやってるらしいから、見に行ったわけね。八月のど真ん中の炎天下、日がかんかん照りつける日中に渋谷に出かける、っていう暴挙に出た所ですでに色々間違っていたと思うんだけど、ソラリスには勝てないから、まあとりあえず渋谷に出かけて行って、山手線を出て渋谷駅から外に出たんだけど、もうその時点で二足歩行はあきらめた。映画館までは渋谷の駅から10分くらいだけど、この状況下で道玄坂を10分登攀して自分の足で歩いて到達することは難しくあるまいか?


とりあえずタクシー。ヘイ、タキシー。

というわけで、運転手さんちょいとブンカムラの所までやって頂戴。とか言ってタクシーに乗ったんだけど、どこでどう魔が差したのか、ブンカムラのちょっと手前で あら運転手さんもうこちらで良いわ。とか言って、映画館のちょっと手前で降りて、炎天下の表通りはいやだから、中(道玄坂のほにゃらら街)から行こう。とか思って、裏道を通って映画館まで行こうと思ったのが運のつきだった。なぜか、炎天下のホテル街をぐるぐるしてしまって、どうやっても映画館にたどり着けないの。あそこには魔物がいるに違いない。あるいは磁場が狂ってバミューダ海域みたいになってるか、あるいは、トワイライトゾーンみたいに、同じところぐるぐる回っちゃったりして、もう、何やってんだか、坂だわ暑いわホテル街だわ生ゴミが臭いわわけわかんないわ遅刻しそうだわ炎天下だわ急ぐから汗だくだわ、駅から徒歩10分の二足歩行をあきらめてタクシーに乗ったはずなのに、円山町の魔の手にからめ捕られて結局10分うろうろしてほぼ四つん這いで二足歩行して映画館についたらもう、頭から悪いお湯をかぶったように汗だくで、全身からもうもう湯気が出た。髪もびしょぬれ。でも、ひさしぶりにソラリスを見たら、前に見た時は気にならなかったんだけど、今回見たら、ロシアのおじさん(主人公の科学者のおじさん)が、悪夢に苦しんで良い具合にかなり寝汗をかいていて、すごい寝汗がリアルな映画でこれは色々負けたと思った。

それでは。