ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2012-09-26

奇妙な花びら 髪は命 血が滲む蕾

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちわー。今日はお花のネイルだね。

このお花はNYLON とかSPUR PINK に載っけて頂いた百合ぽい花の親戚だね。片手は花が咲く前なのに、血が滲む食虫植物の蕾ぽくて、よろしおすと思います。


 こちらは足のネイル。これ、何の花なのかわからないんだけど、すごく綺麗だよね。もしかしたら、花じゃないのかな。三つ編みの髪の毛にも見える。でも、何だか得たいが知れなくて美しくて華やかでばさっとしていて、よろしおすと思います。


こういう一糸乱れぬ細かい職人芸を見ると、はっちゃんは職人なんだと思うよね。

・・わたし解説者マサ子(仮名、37歳)は、事務員なんで、職人さんの仕事を目にするとすごいなあと思うよね。とは言っても、事務員さんが職人さんじゃないかというとそうでもなくって、昨年、なぜか雑所得があったから、確定申告に言ったんだよね。

そんで、必殺・家伝の先延ばしをしてたもんだから、確定申告の最終日の何日か前になってしまって、そんでも、納税はやんなくていい、ってもんでもないから、税務署に行ったわけ。いやもう、泣きそうになったよね。

「確定申告のやり方がわからない人は税務署の職員が一緒にやってくれるから、3階の初心者ご説明カウンターへどうぞ」

みたいなシステムになってるんだけど、そのご説明カウンターに通じる列が3階から1階までぐるぐるに伸びてるんだよね。いくら日本人が行列が好きだって言ったって、税務署の行列はそんなに好きでもないんじゃないかと思うよ。いや ちょ おまw これ 何時間並ぶんだよ・・。と思ったけど、もう、確定申告の最終日も迫ってきてるし、やっぱやーめた。明日来よう。ってわけにもいかないから、泣く泣く大行列に並んだんだよね。3階から1階まで階段伝いに長々と延びきっている行列だったから、これ、絶対2時間は並ぶだろうなー。と思って覚悟したんだけど、なんと45分ですべて、申告まで終わらせる事ができた。

いや、すごいよ。税務署の人達。もうさ、おじいさんからおばさんから、おじさんから、若者からおねえちゃんまで、1回説明すればわかる人から、何度説明してもわからない人まで、一人の税務署職員の人が3人くらい受け持って、常に期末テストの見張り監督の先生みたいに、歩き回ってんだよね。そんで、一人が3人くらい受け持ってるもんだから、ちょっとした外為・先物ブローカーみたいに、左の電話を保留にして、右の電話で喋って、右の手で電卓たたいて、左の手でメモを取る。みたいな、千手観音みたいになってた。これって、民間の会社で言うところの決算書き入れ時に大量受注しちゃってうっはうっは~みたいな状態なのかな?

昔、経理の事務員の人で、右手でチェックしながら、左手で電卓叩きながら、右手でめくりながら、左手ではんこ押す。みたいな人がいて、まだまだだね、マサ子さん(解説者、仮名、37歳)、あんたもあれくらいんなんなきゃだまだ青いね。みたいな事を言われたことがある。手が4本くらいあるらしい。あるいは、あまりに2本の手が速く動くので、常人には4本に見える。これが、乗じて、ものすごいスピードで、経費精算をしながら支払伝票を起こしながら仕訳を切りながら照合する、みたいな事が出来るようになると、もう、体の回りをぐるぐる手が回って、千手観音みたいな状態になるらしい。

それでは。