ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2018-01-25

古谷葉月のマリアナ海溝

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちは。今日のネイルは引き込まれるような マリアナ海溝的海の深淵ネイルだね。


私解説者マサ子(仮名)はこないだ 用事があって久しぶりに、東京から外に出た。それで、東京から1000キロ近く離れた地方の小都市から空港に向かう「ワンマン電車」に乗った。「ワンマン電車」ってなんだ。未だによくわからないけどもとにかく二両編成で、乗り降りの際には、開閉ボタンを自ら押下し、自ら乗降扉を開閉するタイプの電車であり、沿線の駅はほとんどが無人であるので、電車の中に、バスのような切符回収ボックスが置いてあり、そこで車掌さんに切符を渡す。また、無人駅のほとんどでは、一番先頭の扉でしか乗降ができない。

沿線は、のどかな田園風景である。

乗客は、部活を終えた学校帰りの中高生なのだけど、みんな疲れ果てているのか、イヤホンをしたまま何かを聞いており、うんともすんともおしゃべりもしない。私解説者マサ子(仮名)の前には女子学生が座っており、電車が発車して少ししたら、バインダーを取り出した。それで、そのバインダーには「テストのプリント」みたいなものが、丁寧に個別にクリアフォルダに入ってファイリングされており、その中の一つのテストのプリントをとり出して、勉強をしだした。

実に集中して勉強をされており、問題を解いては採点をし、間違ったところは答えと解説のページに飛んでじっくり読解されておられる。大体バインダーとかクリアフォルダとか蛍光ペンとか道具ばっかそろえてる子って実は形だけでそれほど勉強できる訳でもない事ってあるけど、この集中っぷりを見ると、こういう子が東大とかに入るのだろうか。と思える集中と勤勉っぷりである。さぼったり気が散ったりする気配すらない。次の試験、うまくいくといいね。とか思ってたのだけど、果たして、とある駅を出発したあたりで、また丁寧にテストのプリントをクリアフォルダに閉まって、丁寧にバインダーをリュックにしまったので、次の駅で降りるのかしら。と思ったら、やはり次の駅で降りていかれた。自分が降りる一つ前の駅を出発したところで、支度を始めるあたり、実に用意周到、ただものではない。やはりこういう子が将来は霞ヶ関で働いたり、立派な会社で働いたりするのだろうか。だいたい、私解説者マサ子(仮名)、中学生とか高校生の頃に、電車の中で何してたんだか 覚えてないよね。きっと♪フ~ン とかいって音楽聞いてたよね。そんな電車の中でまで寸暇を惜しんで勉強したかしら。いやというか少なくとも電車の中で勉強はしていないと思う。だいたいがさ、学校から勉強を持ち出して、電車の中でまで勉強するなんて ・・

会社の仕事を自宅に持ち帰るサラリーマン同じ現象なのか?

と 思ったけど 何か似て非なるものだよね。

どこが違っているのかうまく言えないけど、似て非なるもの 良いグレムリンと悪いグレムリンみたいなもんだろうかね。


それでは。