ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2015-10-09

黒い宝石の一夜

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。今日のネイルは 夜に光る宝石だね。宝石の種類はターコイズなのか 翡翠なのか。


私解説者マサ子(仮名)は むかーし レオナルドディカプリオが出ていた ブラッドダイアモンド。という映画を見て以来 なるほど ダイアモンドというのは何やら血なまぐさいイメージがあったけど こういうわけで 血なまぐさかったのか。というのを妙に納得してしまって以来 ダイアモンドを買えないのではなくて 買わない。という理由が出来てしまったもんだから それを応用して ダイヤだけでなく 基本的には 値段の高い石は買わなくてよい。ことにしている。

昔 スリランカに行った時に スリランカていうのは確かダイヤ以外の宝石が全部産出される国だとかで そこらに地元の宝石商みたいのがあって 好きな宝石を選んで好きなデザインをお願いすると その通りに作ってくれる。っていう楽しいサービスがあった。果たして ぼったくられているのか ぼったくられていないのか 安いのか高いのか全くわからなかったけど まあとりあえず どっか外国のコングロマリットが買い付けてる訳でなし 宝石を地産地消しているだけ。という感じがむんむん。しているので 私解説者マサ子(仮名)も ここは 誕生石はルビーなの。という 昭和なフレーズを申し上げても 若い読者のお嬢さん方には何の事かわからないであろうけども 誕生石はルビーではなく ガーネットなので ほっと一息一安心。あんまり高くない。そんで 太いシルバーの土台に赤いガーネットを嵌めて うそんこカルチェ。みたいな指輪を作ったんだけども 宝石商のおじさん曰く シルバーの土台がこんなに大きい指輪をスリランカで作るなんておまえはアホか。シルバーは世界どこでも同じ値段だけど 宝石はスリランカで買うのが安い。だからなるべくシルバーの土台は小さく石は大きく。これが スリランカでオーダーメイドの指輪を作る基本だと言うのがわからないのか。とさんざん 言われたんだけどでもさあ。そりゃあよっぽど 色々大きな高価な宝石がたくさんついている指輪ならいいけどさ 予算の都合もあるしねえ。ばかでかいガーネットが一個だけついた指輪っていうのもいかがなものかと思うしねえ。

しかしまあ あれだね。洋服や着物や鞄や靴は どんなに高価なものでも 30年したら人に譲る事はできないけど 唯一 貴金属だけは人に譲る事ができるからね。どうせオーダーメイドするんだったら もっとお金をかけておけばよかったのかもしれないね。宝石商のおじさんが正しかったのかもしれない。

それでは。