ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2013-01-25

雨の日 お嬢さん 社長令嬢

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。花のネイル。お嬢さんの花のネイル。雨の日に家の中から、窓越しに雨が降っているその向こうに花が咲いているのが見える。


私解説者マサ子(仮名、38歳)は世を忍ぶ仮の姿が古式ゆかしい日本のサラリーマンなので、こないだ例のあれ、「会社の飲み会」っていうのがあって、耐えがたきを耐えというかその、お招き頂いたというかまあその自分が幹事なので、むしろ喜んで参加したんだけど、「会社の飲み会」なわけだから、居酒屋の座敷で全部で何十人かいるわけだよ。そこで、私のいた席は20代~35歳くらいまでの男性とわたし、および50歳くらいの取引先の社長様だったわけだけど、50歳の取引先の社長様にはお嬢さんがいらして、大学生らしいんだね。その情報は、わたしにとっては、「50歳の男性に20歳前後のお嬢さんがいる。」っていう、どこにでもある非常にニュートラルな情報でしかなくって、まあそんなん家族の人数性別の情報な訳だから、私の父が65歳であるのと同様、誰にとってもニュートラルな情報以外になり得ないじゃん?とか思った私もまだまだ想像力の欠如した人間であって、まず、同席の20代~35歳くらいまでの男性曰く、

女子大生っすか!

まあでも、ここまでは 想定の範囲だよね。まあ、男性だけでなく、わたしなどのような半ばしっぽが三股に割れてきた女から見ても、女子大生や女子高生っていうのは、すべからく良いものだから、うんうん。いいねえ、女子大生。とか、共感してたんだけど、同席の男性のうち一人が、

ていうか、社長令嬢っすよね。

とか、気が付いて発言したら もう 同席の男性全員の

おおおお・・・ いいっすねええ 社長令嬢・・

と言う、感嘆の溜息混じりの異口同音が満場一致で同時多発で発生したのを聞いて、やっぱ男の人って、変に想像力があるなーって改めて妙に感心したよね。たしかにまあ、「20歳前後のお嬢さんは女子大生であろう。」っていうことは、私も思考回路の中で直結するけど、取引先の社長のお嬢さんが畏れ多くもかしこくも所謂世に言う、社長令嬢である。っていうのは、なかなか思いつかなかったよね。「取引先の社長に女の子供がいる。」っていうニュートラルな情報から、「女子大生且つ社長令嬢」っていう、情報に即座に還元できる能力って、もうこれジュースとかにしたらかなり濃縮還元だよね。

それでは。