ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2019-10-29

赤い装飾と壺

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。今日のネイルは実にはっちゃんぽい足のネイルだね。ハクション大魔王の壺の配色に似ていやしないだろうか。実に可愛らしい。


さて。

私解説者マサ子(仮名)は御年44歳である。

結構良い年なので、昔の時間もいっぱいある。20年前。ですら24歳である。なので、年を取って来ると昔の話ばっかりする、っていうのは人生においてどんどん先じゃなくて後ろの分量が長くなって来るわけだから、しょうがないことだし自然なことである。

というわけで、昔の話をすると、私解説者マサ子(仮名)が高校生とか大学生の頃って、ジェルネイルって無かったような気がするんだよ。だから、ネイルサロンていうと、普通のマニキュアだったよね。しかも昔のマニキュアって今みたいにすぐ乾かなかったから、サロンから出て鞄の中をがさごそしたらそれで終わり。ではないか。

あとさ。今みたいにプチプラコスメ。ってそんなにいっぱいなかった気がする。いや、あったよあったけど、合わせて同時にSNSもなかったから若いお嬢さん方が

#秋のイエベブラウンリップ

みたいな商品をネット上で紹介して、それが爆発的に売れる。っていうんじゃなかった。だいたいがさ、私解説者マサ子(仮名)もさ、はっちゃんのインスタのアカウントとかやってる関係上さ、インスタ見るけどさ、あれのコスメアカウントってたいがい若いお嬢さんじゃね?

そうすっとさ やたらプチプラの化粧品が紹介されてるのであって私解説者マサ子(仮名)もつい650円だし良いか。みたいに買っちゃったものが結構あるんだが、あんた奥さんお嬢さん。

ありゃあかん。

御年44歳。

肌がプチプラを支えきれない。

満身創痍。

いかんいかん。だまされてはいかん。金で解決できるものは金で解決しなければいけない。

あとあれな。

ブラウンリップな。

あれも騙されるところだった。

どう考えたってさ、暗い色の口紅ってさ 私解説者マサ子(仮名)くらいの年だとさ、白雪姫の継母。みたいになるよね。世の継母キャラ。や魔女キャラ。というものの年齢や口紅の色を思い浮かべて欲しい。いやまあ実際何か学芸会的なものをやるとして役が与えられるとしたら事実継母や魔女なのだろうから、実に事実関係との平仄整合にして釣り合いが取れている、という考えもあるだろう。むしろ、そこに全力でつっこむべきだ。というお考えもあるやもしれん。いやまあむしろ私解説者マサ子(仮名)ならそこに全力でつっこむべきなのかもしれない。

が、何なんだろうね。

肌色の関係なのか、雰囲気の関係なのかよくわからないんだけど、ブラウンリップはお若いお嬢さんだったら大抵お似合いになると思うけど、私解説者マサ子(仮名)くらいの年になると大変難しい。のか、あるいは私解説者マサ子(仮名)が似合わないだけなのかわからんけど、あんたミイラなのか即神仏なのかみたいな顔色になるし、それにしちゃあよう肥えとるのう。みたくなるんだよな。なんでだろうかね。

それでは。