ams

a tokyo based manicurist, hatsuki furutani's salon works from a.m.s. ebisu place in shibuya

2019-05-30

印度墨西哥坂の向こう

a.m.s.恵比寿プレイスです。

こんにちはー。今日のネイルはメキシコ的なアリゾナ風的なホセロドリゲスなネイルなんだろうか。陽気な髭をはやしたホセが観光客相手にバンジョーみたいのを弾いている。あるいは伊豆シャボテン公園。



さて。

私解説者マサ子(仮名)は今年のゴールデンウィークは12連休だった。それで特に何をするでもなく、家でごろごろしたり家でごろごろしたり、家でごろごろしたりしていた。地面と平行になっている時間の方が断然長かった。

なもんだから、必殺・Uber☆Eatsと出★前館の大口顧客である。まあなんというか色々アレ。なところはあるけど、Ube◯rさんが画期的なのは事実だよね。どこをドライバーさんが走っているかリアルタイムでわかるし、来るといった時間には寸分違わずやって来るし、昔の蕎麦屋の出前みたいに つい今さっき出ましたよ〜 みたいな言葉のアヤが通じる余地はU◯berさんにはない。わびもさびも無く時間厳守である。そんなわけでずっとU◯berさんを使っていたのだけど、最終日辺りに別の会社のサービスを使ってみたんだ。

それでインドカレーを頼んだ。

待っても待っても待っても来ない。

このくらいの時間にはお届けしますよ。

と 表示された時間を20分過ぎても来ないので、電話しようと思ったらU☆berさんと違って、ドライバーと話をするのではなく、店に直接電話しなければいけない。それで、インドカレー屋さんに電話したら、電話とった瞬間に

ア~、イマデタ!イマデタヨ モウツクヨ スグツク!

みたいな感じであった。古式ゆかしい蕎麦屋庵的事案である。

何かあって遅くなったらしいけど、ほんまにもうそろそろ来るんかいな・・?と まあとりあえず納得して電話を切ったらそれから15分くらいして果たして ぴんぽーん。

と 玄関のベルがなり、カレーがやってきた。それで、オートロックをあけて玄関の扉を開けたら

ごっめ〜〜〜〜ん!!ごめん ごめん! 坂のこっちかと思ったらあっちいっちゃったよ こっちかと思ったら あっちで ほんとうごめん〜!

とまこの。

文字通りこんな感じで道を間違って坂を行ったり来たりして汗だくになった印度人らしきお店の人が満面の笑みで謝りながらも甚く恐縮されておられたのであって、私解説者マサ子(仮名)としても あ〜 大丈夫ですよ 大丈夫大丈夫〜 暑い季節じゃなくてよかったね〜 とか申しあげ 店員さんも ちょっとオマケねオマケ〜

とか 言いながらこれまた古式ゆかしい商店街的なやりとりであり、これぞ蕎麦屋庵的出前の醍醐味であったのであった。


それでは。